
幕末って、歴史の教科書ではおなじみだけど、じつはとってもドラマチックな時代。
外国との付き合いが始まり、江戸時代が終わろうとしていたこの頃、日本をどう変えていくかを真剣に考え、命をかけて動いた人たちがたくさんいました。
坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三……名前は知ってるけど、「何をした人だっけ?」という方も多いかもしれません。
そこで今回は、今もなお人気のある幕末の偉人たちを、ランキング形式で50人ご紹介します。
それぞれの活躍や人気の理由を、わかりやすく一言コメント付きでまとめているので、気になる人物からぜひ読んでみてくださいね。
歴史にくわしくなくても楽しめる内容になっています!
圧倒的知名度と影響力を誇る偉人たち(🏆1〜10位)
🥇1位:坂本龍馬
- 🏯 土佐藩 → 脱藩志士、海援隊の創設者
- 💬 「日本を今一度洗濯いたし申し候」
- ⭐ 人気の理由:
- 脱藩浪士ながら、薩長同盟や大政奉還を導くキーマン
- 商才もあり、近代的なビジョンを持つ男として圧倒的人気
- 自由奔放な生き方と、志半ばでの暗殺が人々の心を打つ
🥈2位:西郷隆盛
- 🏯 薩摩藩出身、西南戦争の英雄
- 💬 「敬天愛人」
- ⭐ 人気の理由:
- 薩摩の英雄、明治維新の中心人物
- 愛されキャラとしても有名で、庶民からの信頼も厚い
- 西南戦争での散り際が美学として語り継がれる
🥉3位:土方歳三(新選組)
- 🏯 武州多摩出身、新選組副長
- 💬 「武士道とは死ぬことと見つけたり」
- ⭐ 人気の理由:
- 凛々しい美男子として、女性ファンにも圧倒的人気
- 最後まで幕府に忠義を尽くし、函館戦争で戦死
- 時代に翻弄されながらも信念を貫く姿に共感が集まる
4位:桂小五郎(木戸孝允)
- 🏯 長州藩のリーダー格
- ⭐ 人気の理由:
- 薩長同盟の影の立役者
- 明治維新の三傑の一人でありながら、穏やかな知性派
- 優れたバランス感覚が評価される
5位:高杉晋作
- 🏯 長州藩の風雲児、奇兵隊創設者
- ⭐ 人気の理由:
- 革新的で型破りなカリスマ
- 自由と反骨の象徴として若者からの支持が厚い
- 病で短命ながら、伝説的な存在に
6位:沖田総司(新選組)
- 🏯 新選組一番隊隊長
- ⭐ 人気の理由:
- 若くして剣の天才と謳われる
- 優しい性格と病弱さのギャップで女性からも支持
- 数々の作品で美化され「イケメン志士」の代表格に
7位:勝海舟
- 🏯 幕府の海軍奉行、江戸城無血開城の立役者
- ⭐ 人気の理由:
- 冷静沈着な交渉力と、幕臣としての気骨
- 龍馬との師弟関係でも有名
- 近代国家構想を持つ「維新の参謀」として評価
8位:大久保利通
- 🏯 薩摩藩出身、明治政府の中心人物
- ⭐ 人気の理由:
- 明治維新後の日本近代化を推進した実務家
- 清廉な政治家として再評価が進む
- 西郷隆盛との対立もドラマを感じさせる
9位:中岡慎太郎
- 🏯 土佐藩の志士、坂本龍馬と共に暗殺される
- ⭐ 人気の理由:
- 龍馬の良き理解者、縁の下の力持ち
- 二人で並んで倒れるドラマチックな最期が印象的
- 龍馬とセットで語られることが多く、根強い人気
10位:近藤勇(新選組)
- 🏯 新選組局長、多摩の農家出身
- ⭐ 人気の理由:
- 平民から剣士、そして隊長へと昇り詰めた出世伝説
- 勇猛果敢な姿と忠義に生きた武士道が支持される
- 処刑される最期も美談として語られる
維新の実行者・改革者として名を残す英傑たち(🥈11〜20位)
11. 伊藤博文
👉 初代内閣総理大臣。長州藩出身で松下村塾の門下生。
💡 明治憲法の制定や外交交渉など、近代日本の土台を築いた功績が大きく、教科書にも必ず登場。肖像画(旧千円札)でも親しまれた。
12. 渋沢栄一
👉 「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家。幕臣出身で、明治政府にも一時参加。
💡 第一国立銀行や東京証券取引所など多くの企業を設立・育成し、経済の近代化を牽引。教科書では実業界の立役者として必ず登場。
13. 山内容堂
👉 土佐藩主。「酔って候」で知られる豪快な人物。
💡 公武合体派として幕末の政局を左右。風流で懐が深い人格が、後年評価を上げている。
14. 島津久光
👉 薩摩藩の実力者。藩政改革を断行し、尊王攘夷から公武合体へと導いた。
💡 幕末史の黒幕的ポジション。評価は分かれるが知名度は高く、観光地・鹿児島でも人気。
15. 山県有朋
👉 奇兵隊出身、明治陸軍を組織し、総理大臣も務めた。
💡 軍事と政界で長く活躍し、リアリストとしての手腕が評価されている。
16. 井伊直弼
👉 大老として日米修好通商条約を調印、安政の大獄を実行。
💡 「桜田門外の変」で非業の死を遂げ、悲劇の開国派として歴史に残る。映画・小説の題材としても多い。
17. 岩倉具視
👉 公家出身。王政復古や岩倉使節団の中心人物。
💡 幕末から明治初期にかけて絶大な影響力。ちょんまげから洋装に変わる象徴的存在としても描かれる。
18. 松平容保
👉 会津藩主。京都守護職として幕府側の秩序維持に尽力。
💡 忠義と責任を全うした姿勢に感動するファンが多い。新選組とのつながりでも注目される。
19. 榎本武揚
👉 幕府海軍のリーダー。五稜郭で最後まで戦い、後に明治政府に仕官。
💡 函館戦争を戦い抜いた知略派。科学と軍事に精通した知識人として人気が高い。
20. 河井継之助
👉 長岡藩家老。ガトリング砲を駆使した北越戦争で名を残す。
💡 『峠』(司馬遼太郎原作)で知られ、理想と現実に苦しむ姿が共感を呼ぶ。
知る人ぞ知る名脇役や理論派の英雄たち(🥉21〜30位)
21. 山本覚馬
👉 会津藩出身。盲目ながら新政府に協力し、女子教育に尽力。
💡 NHK大河『八重の桜』で脚光を浴びる。近代的な教育思想家。
22. 久坂玄瑞
👉 松下村塾の俊英。攘夷運動の中心的存在。
💡 若くして禁門の変で戦死。松陰の後継者とされ、文学的にも評価が高い。
23. 松平春嶽
👉 越前藩主。幕府改革を志し、井伊直弼とも対立。
💡 開明的で人材登用に長けており、多くの志士に影響を与えた。
24. 徳川慶喜
👉 江戸幕府最後の将軍。大政奉還を行い、自ら政権を返上。
💡 血を流さない平和的解決を選んだ最後の将軍として再評価が進む。
25. 佐久間象山
👉 松陰や勝海舟らを育てた開国派の思想家。
💡 先見の明ある発言が現代でも注目され、思想家として高い人気。
26. 前島密
👉 日本の郵便制度の父。
💡 実務家タイプで教育や通信にも貢献。近年は再発見されている人物。
27. ジョン万次郎(中浜万次郎)
👉 漂流後にアメリカで学び、日本に帰国して通訳・開国に貢献。
💡 流浪と冒険の人生がドラマチックで、子供向け教材でも人気。
28. 橋本左内
👉 福井藩の俊才で、春嶽の側近。安政の大獄で若くして処刑。
💡 若くして志を持ち命を落とした悲劇の天才として、共感を呼ぶ。
29. 横井小楠
👉 熊本藩出身。開明派の儒学者で岩倉具視らに影響。
💡 幕末の国家ビジョンを語った思想家として知識層に人気。
30. 楠本イネ
👉 シーボルトの娘で日本初の女医。蘭学を学び、医学に尽力。
💡 女性の先駆者として、近年とくに評価が高まっている。
幕末の“もう一人の主役たち”(⭐️31〜40位)
31. 木戸孝允(桂小五郎)
👉 長州藩出身。薩長同盟の交渉に尽力し、維新三傑の一人。
💡 参謀的な冷静さと柔軟な交渉術が評価され、理性の政治家として人気。
32. 大鳥圭介
👉 幕府の陸軍指導者。戊辰戦争では旧幕府軍を率いて奮闘。
💡 西洋軍学に通じたインテリ武将。近代的な視点で再評価されている。
33. 小栗上野介忠順
👉 幕府の財政改革と横須賀製鉄所建設を推進。
💡 有能な経済官僚として評価が高く、近代日本の礎を築いた人物。
34. 篤姫(天璋院)
👉 薩摩藩出身で将軍・徳川家定の正室。幕府滅亡後も徳川家を守る。
💡 大河ドラマの影響で女性からの人気が高い。強く美しい女性像の象徴。
35. 江川英龍(江川太郎左衛門)
👉 幕末の技術者・改革者。台場築造・西洋砲術の導入などを実施。
💡 実務的な功績が多く、開明的な先見性が教育現場でも評価されている。
36. 高杉晋作の妻・雅
👉 高杉の活動を陰で支えた女性。資料が少ないながらも注目される存在。
💡 現代では「影のヒロイン」として、歴史系メディアや漫画でも人気。
37. 田中久重
👉 機械工学の天才。「東洋のエジソン」とも呼ばれる。
💡 からくり人形や万年時計などを発明し、のちの東芝創業に関わった。
38. 板垣退助
👉 土佐出身。自由民権運動を推進し「板垣死すとも自由は死せず」。
💡 幕末〜明治にかけて活躍。政治家としての発言力や信念が今も語られる。
39. 清河八郎
👉 新選組の前身・浪士組を構想した尊王攘夷の志士。
💡 野心的な言動と短命な生涯が、ファンにはドラマチックと映る。
40. 岡田以蔵
👉 土佐の人斬りとして恐れられた四人組の一人。
💡 非情な面と人間臭さのギャップが、映画やマンガで人気の要因に。
異色・異能の人物が光るラインナップ(🔥41〜50位)
41. 西郷従道
👉 西郷隆盛の弟で陸軍大臣や内務大臣を歴任。
💡 西郷兄弟としてのストーリー性、冷静な弟の存在も注目される。
42. 寺田屋のお登勢
👉 坂本龍馬らを支援した京都の女将。
💡 幕末ファンには欠かせない“母”のような存在。情と気骨が人気。
43. 高野長英
👉 蘭学者・医者。蛮社の獄で弾圧を受ける。
💡 幕府の圧政に抗った知識人として、リベラル層からも高評価。
44. 篠原国幹
👉 西郷隆盛の盟友。薩軍の将として西南戦争でも活躍。
💡 武骨で実直な人物像が、戦う男の象徴としてファンを持つ。
45. 橘曙覧
👉 福井藩の歌人・国学者。「たのしみは~」の連作で有名。
💡 幕末の知的文化を象徴する人物。文学や教育分野でも評価される。
46. 五代友厚
👉 薩摩出身の実業家・大阪経済の基礎を築く。
💡 NHK朝ドラ『あさが来た』でも注目され、近年再評価が進む。
47. 山岡鉄舟
👉 勝海舟と共に江戸無血開城に奔走。剣・禅・書の達人。
💡 無私の精神と芸術性の高さが、思想家・武士道の体現者として人気。
48. 真木和泉守
👉 天誅組を率いた尊王攘夷派の急先鋒。
💡 激しい気質と短い生涯がドラマチック。過激な尊皇派として印象的。
49. 中島三郎助
👉 幕府海軍で榎本と共に戦った武将。五稜郭で戦死。
💡 最後まで幕府に忠義を尽くした「忠義の人」として感動を呼ぶ。
50. 吉田稔麿
👉 松下村塾出身の若き志士。池田屋事件で戦死。
💡 優しさと気高さが混じった人物像が、文学作品などでも描かれる。
まとめ
幕末の偉人たちは、それぞれに信じる道を進み、日本の未来のために動き続けました。
時には命をかけて戦い、時には静かに言葉で人を動かし――そんな姿が、今も多くの人に支持されている理由なのかもしれません。
自由な発想で行動した坂本龍馬、忠義に生きた土方歳三、政治の裏で国を導いた勝海舟…
それぞれの生き方には、現代の私たちにもヒントになるような「かっこよさ」や「志」がつまっています。
歴史を知ることは、過去を学ぶだけじゃなく、自分の生き方を見つめ直すきっかけにもなるはず。
このランキングを通して、あなたの心に残る偉人が見つかったらうれしいです!