
刺身やお寿司を食べるときに、よく登場する「わさび」。
ツーンと鼻に抜ける辛さが苦手な人もいれば、「わさびがないと刺身は物足りない」という人もいますよね。
でも、わさびについて「なぜ辛いの?」「そもそも何からできているの?」と聞かれると、意外と答えられないのではないでしょうか。
今回は、そんな身近な「わさび」について、ちょっと気になることを見ていきます。
わさびは、なぜあんなに辛いの?
わさびを食べると、舌がヒリヒリするというより、鼻の奥に「ツーン!」ときますよね。
これは、わさびに含まれている成分が原因です。
わさびをすりおろすと、細胞がこわれて、辛み成分が作られます。そして、それが鼻に抜けるような辛さになります。
だから、わさびはそのままかじるより、すりおろしたほうが辛く感じるんです。
あの独特の「ツーン」は、わさびならではですよね。
本物のわさびって、どんなもの?
私たちが普段食べているわさびには、大きく分けて「本わさび」と「西洋わさび」があります。
本わさびは、日本で昔から食べられてきた植物です。
一方、西洋わさびは「ホースラディッシュ」とも呼ばれ、海外が原産です。
チューブ入りのわさびには、西洋わさびが使われていることもあります。
スーパーで「わさび」と書いてあるだけでは、どちらなのか分かりにくいこともあります。
普段何気なく食べているわさびにも、いろいろあるんですね。
わさびは、なぜ刺身に合うの?
わさびといえば、やっぱり刺身。
実は、わさびの辛さや香りには、魚の生臭さを感じにくくする働きがあります。
さらに、わさびの香りが加わることで、魚の味が引きしまったように感じられます。
だから「刺身にはわさび」という組み合わせが、昔から続いているのでしょう。
ただ辛いだけではなく、料理をおいしくする役割もある。
そう考えると、わさびってなかなか優秀ですよね。
わさびは、どうやって作られている?
本わさびは、きれいな水が流れる場所などで育てられます。
そして、私たちが「わさび」として食べているのは、茎が太くなった「根茎」と呼ばれる部分です。
育てるにはきれいな水や適した環境が必要なので、簡単に大量生産できるものではありません。
だから、本わさびは意外と高価なんです。
普段はチューブのわさびを使っている私としては、本物のわさびを一度じっくり味わってみたくなります。
まとめ
わさびは、ただ辛いだけの薬味ではありません。
「すりおろすことで辛くなる」「本わさびと西洋わさびがある」「刺身の生臭さを感じにくくする」など、身近な食べ物なのに意外と知らないことがあります。
いつも何気なく使っているものでも、少し調べてみると「へぇ」と思う発見があります。
次にお寿司や刺身を食べるときは、ちょっとだけわさびにも注目してみてください。
あのツーンとした辛さも、いつもより少し面白く感じるかもしれません。
おすすめ書籍
『わさびの日本史――鮨・蕎麦・刺身…和食との出会いを探る』(著:山根京子)
普段何気なく食べている「わさび」が、いつから日本で使われるようになったのか、そして寿司や刺身、そばなどの和食とどのように関わってきたのかを知ることができる一冊です。
「なぜわさびは辛いの?」「本わさびって何?」「なぜ刺身に合うの?」という疑問から、わさびと日本の食文化について、さらに深く知りたくなった人にぴったりです。
身近な食べ物から日本の食文化を知るきっかけにもなります。