
あなたの周りにもいませんか?
話しているとき、ふと髪をいじる人。
前髪を整えたり、毛先をくるくるしたり…。
「なんか落ち着きがないな」と思うかもしれませんが、実はこの“髪いじり”にもちゃんと意味があるんです。
今回は、大学生の遥が体験した、ちょっと気になる恋のエピソードを交えてご紹介します。
髪をいじる彼女の心のなか
大学のカフェで、遥は友達の理沙とランチをしていた。
「ねぇ、最近さ、遥とよく話してるあの先輩…どう思ってるの?」
理沙はそう聞きながら、髪を右手でくるくると巻きはじめた。
(あ、また髪いじってる…)
遥は密かに思った。理沙がこうやって髪をいじるのは、大体“何か隠してるとき”だった。
「え?別に普通だよ~」と言いながら、理沙はまた前髪をなでつけたり、耳にかけたり…。
遥は少しだけ笑って、「…理沙ってさ、好きな人の話するとき、髪いじるよね」と言ってみた。
「えっ!?うそ、やばっ!」
理沙は一瞬びくっとして、顔を赤くした。
髪いじり=心の不安や照れのあらわれ
髪をいじるしぐさには、いくつかの心理パターンがあるとされています。
- 不安を感じているときの自分落ち着かせ行動
- 緊張や照れ隠し
- 自分を魅力的に見せたいという無意識のアピール
つまり、理沙が髪をいじっていたのは、「好きな気持ち」がバレたくないけど、ちょっと話したい…という心の揺れが出ていたんですね。
本人は無意識でも、感情はしぐさに出てしまう。これが、非言語コミュニケーションの面白いところです。
気づいたからこそ、優しくなれる
「理沙、それって好きなんじゃないの?その先輩のこと」
遥がニヤリと笑うと、理沙はさらに顔を赤らめながら、「…かもね」と小声で認めた。
そこから恋バナが止まらなくなったのは言うまでもない。
遥はこう思った。
「気持ちって、やっぱり言葉よりもしぐさに出るなあ」
まとめ
髪を触るクセがある人は、不安・照れ・ちょっとした自己防衛など、心の動きが表に出ていることが多いです。
「何気ないクセ」に見えるしぐさの中に、本音や感情が隠れているかもしれません。
それを読み取れたら、人との距離がちょっと縮まるかも。
そして、自分が髪をいじってしまうときは、「今、自分ちょっと緊張してるな」って気づけたら、それだけで心が少し落ち着くかもしれませんね。