コンソメって何?実は知らないコンソメの秘密

スープやポトフ、チャーハンなど、いろいろな料理に使われている「コンソメ」。

スーパーに行けば、固形タイプや顆粒タイプが並んでいて、料理をするときに「とりあえずコンソメを入れておこう」と使っている人も多いのではないでしょうか。

でも、よく考えてみると、

「コンソメって、そもそも何?」

「ブイヨンとは違うの?」

「なぜ入れるだけで料理がおいしくなるの?」

など、意外と知らないこともあります。

今回は、身近だけど奥が深い「コンソメ」について、わかりやすく見ていきましょう。

コンソメって、そもそも何?

コンソメは、フランス料理で使われるスープの一種です。

フランス語の「consommé」には、「完成された」「濃縮された」というような意味があります。

本来のコンソメは、肉や野菜などからとっただしを使い、さらに卵白などを使って不純物を取り除きます。

そうして作られるのが、透き通った琥珀色のスープです。

家庭で使っている固形や顆粒の「コンソメ」は、コンソメの風味を手軽に料理へ取り入れられるようにしたものです。

つまり、私たちが普段使っているコンソメは、料理を手軽においしくしてくれる便利な調味料なんですね。

本格的なコンソメは、かなり手間がかかる料理だと知ると、ちょっと驚きます。

コンソメとブイヨンは何が違う?

「コンソメ」と「ブイヨン」。

どちらも料理に使うので、同じものだと思っている人もいるかもしれません。

実は、この2つには違いがあります。

簡単にいうと、ブイヨンは料理のベースになる「だし」です。

肉や魚、野菜などを煮込んで、うま味を引き出します。

一方のコンソメは、そのブイヨンなどをもとにして、さらに手を加えて作ったスープです。

日本料理でたとえるなら、「だし」と「完成した汁物」に近いイメージです。

ただし、市販のコンソメとブイヨンは商品によって味や使い方が違うので、料理ではそれぞれの表示を確認するのが安心です。

名前が似ているだけに、違いを知ると料理がちょっと面白くなりますね。

なぜコンソメを入れると料理がおいしくなるの?

コンソメを料理に入れると、味に深みが出ます。

その理由の一つは、肉や野菜などの「うま味」が含まれているからです。

例えば、野菜だけで作ったスープにコンソメを少し加えると、うま味が加わり、味がぐっとまとまりやすくなります。

野菜、肉、卵など、いろいろな食材を使った料理とも相性がよく、味の土台を作ってくれます。

ただし、たくさん入れればいいというわけではありません。

入れすぎると塩辛くなってしまうので、最初は少なめに入れて、味を見ながら調整するのがおすすめです。

「なんだか味が足りないな」というときに、少し加えてみる。

それだけで料理がまとまりやすくなるので、コンソメは家庭料理の心強い味方です。

コンソメはスープだけじゃない!

コンソメと聞くと、まずスープを思い浮かべますよね。

でも、使い道はそれだけではありません。

例えば、

  • チャーハン
  • 野菜炒め
  • ポトフ
  • パスタ
  • オムライス
  • ポテト料理
  • 炊き込みご飯

などにも使えます。

特に便利なのが、野菜炒めです。

野菜を炒めて、コンソメを少し加えるだけでも、いつもの野菜炒めとは違った味になります。

ポテト料理に使えば、コンソメ味のポテトにもできます。

「料理はあまり得意じゃない」という人でも、いつもの料理に少し加えるだけなら試しやすいですよね。

コンソメは、思っている以上に使い道が広い調味料なんです。

コンソメを使うときのちょっとしたコツ

コンソメを使うときに気をつけたいのが、「塩分」です。

コンソメには塩分が含まれているため、コンソメを入れたあとに塩やしょうゆなどをたくさん加えると、味が濃くなりすぎることがあります。

そこでおすすめなのが、最初から味を完成させようとしないこと。

まずコンソメを少なめに入れて、料理を味見します。

「もう少し味がほしい」と思ったら、少しずつ追加。

これだけでも、味の濃さを調整しやすくなります。

料理はレシピ通りに作ることも大切ですが、最後は自分の舌で確認するのも大事です。

少しずつ味を調整していくと、「今日はちょうどいい!」という感覚もわかってきます。

身近なコンソメ、実はかなり便利

普段何気なく使っているコンソメですが、本来は手間をかけて作られるスープがもとになっています。

そして、スープだけではなく、炒め物やご飯、パスタなど、いろいろな料理に使える便利な調味料です。

「今日は何を作ろうかな」と迷ったときも、冷蔵庫にある野菜や肉を炒めて、コンソメで味付けしてみる。

それだけでも、簡単な一品が作れます。

身近すぎてあまり考えることのないコンソメですが、調べてみると意外と奥が深いものです。

次にコンソメを使うときは、「これって本来はどんなものなんだろう?」と少しだけ思い出してみてください。

いつもの料理が、ちょっと違って見えてくるかもしれません。

個人的には、コンソメは「困ったときに頼れる料理の助っ人」という感じがします。冷蔵庫に一つあるだけで、料理の幅が広がるのがうれしいところですね。

おすすめ書籍

『はじめてさんも、あらためてさんも 料理のしくみがわかる本』(企画・監修:味の素株式会社)

料理をしていると、「なぜコンソメを入れるとおいしくなるんだろう?」など、ちょっとした疑問が出てきます。

本書は、そんな料理の「なぜ?」を、写真やイラストを使ってわかりやすく解説した一冊です。

レシピの手順を覚えるだけではなく、「なぜこの材料を使うのか」「なぜこの順番なのか」といった料理のしくみを知ることができます。

コンソメをきっかけに、普段何気なく作っている料理の秘密をもっと知りたい方におすすめです。