
「自分や家族の1日の食事、どれくらいがちょうどいいの?」
年齢や性別、ライフスタイルによって、必要なカロリーや栄養バランスは実はけっこう違うものなんです。
この記事では、子どもから高齢者まで、年代別・男女別のカロリーと栄養の目安を、朝・昼・晩のバランスと合わせて分かりやすくご紹介します!
朝・昼・晩の基本的なカロリー配分
1日を通してバランスよくエネルギーを摂るために、目安はこの比率!
朝食:30%
昼食:40%
夕食:30%
「昼にしっかり、夜は控えめ」くらいが体にも◎です。
年代別|1日に必要なカロリーと食事の配分目安
子ども(活動量ふつう)
年齢 | 性別 | 1日合計 | 朝 | 昼 | 夜 |
---|---|---|---|---|---|
1〜2歳 | 男女共通 | 約950 kcal | 280 | 380 | 290 |
3〜5歳 | 男女共通 | 約1,300 kcal | 390 | 520 | 390 |
6〜7歳 | 男 | 約1,550 kcal | 465 | 620 | 465 |
6〜7歳 | 女 | 約1,450 kcal | 435 | 580 | 435 |
8〜9歳 | 男 | 約1,850 kcal | 555 | 740 | 555 |
8〜9歳 | 女 | 約1,750 kcal | 525 | 700 | 525 |
※子どもは1回量が少なめなので、補食(おやつ)で調整するのもOKです。小魚や果物など栄養があるものを選びましょう。
大人(活動量ふつう)
年代 | 性別 | 1日合計 | 朝 | 昼 | 夜 |
---|---|---|---|---|---|
20〜29歳 | 男 | 約2,650 kcal | 800 | 1,060 | 790 |
20〜29歳 | 女 | 約2,000 kcal | 600 | 800 | 600 |
30〜49歳 | 男 | 約2,700 kcal | 810 | 1,080 | 810 |
30〜49歳 | 女 | 約2,050 kcal | 620 | 820 | 610 |
50〜64歳 | 男 | 約2,600 kcal | 780 | 1,040 | 780 |
50〜64歳 | 女 | 約1,950 kcal | 580 | 780 | 590 |
50代は代謝が少し落ちてくる時期。若い頃と同じように食べていると体重増加の原因に。脂質や糖質の量に注意しつつ、たんぱく質や食物繊維をしっかりと。
高齢者(活動量ふつう)
年代 | 性別 | 1日合計 | 朝 | 昼 | 夜 |
---|---|---|---|---|---|
65〜74歳 | 男 | 約2,400 kcal | 720 | 960 | 720 |
65〜74歳 | 女 | 約1,850 kcal | 550 | 740 | 560 |
75歳以上 | 男 | 約2,200 kcal | 660 | 880 | 660 |
75歳以上 | 女 | 約1,700 kcal | 510 | 680 | 510 |
高齢になるほど筋肉量が減ってくるので、「たんぱく質+カルシウム」を意識して摂るのが大切!やわらかい食材でも栄養価が高いものを選ぶのがポイントです。
栄養バランスのポイント|5大栄養素をしっかり!
ただ「カロリーを守る」だけでなく、何から摂るかも超重要!
意識したいのはこの5つの栄養素です。
栄養素 | 主な役割 | 多く含む食品 |
---|---|---|
たんぱく質 | 筋肉・臓器・肌の材料 | 肉・魚・卵・豆腐・大豆製品 |
脂質 | 細胞やホルモンを作るエネルギー源 | 油・バター・ナッツ・魚の脂 |
炭水化物 | 脳と体のメイン燃料 | ごはん・パン・麺類・いも類 |
ビタミン | 身体の調子を整える | 野菜・果物・きのこ |
ミネラル | 骨・血液・神経などに必要 | 牛乳・小魚・海藻・大豆製品 |
食品で摂れない分は、必要に応じてサプリなどで補ってもOK!
食事のポイントまとめ
子ども
成長に必要な栄養をしっかりと
おやつも「栄養の一部」と考えて、甘いだけじゃないものを
大人(20〜50代)
忙しい朝でも朝食は抜かない
食べすぎた日は翌日で調整すればOK
50代
代謝が落ち始めるので食べすぎ注意
筋肉を維持するためにたんぱく質を意識
高齢者(65歳〜)
食が細くなるので「少量でも高栄養」を意識
噛みやすさ、飲み込みやすさにも配慮を
最後に
毎日100点の食事なんて目指さなくてOK!
1日単位じゃなく1週間トータルでバランスをとるのが、実は一番大事なんです。
家族みんなの食生活、ちょっと見直すだけで体も心も元気に!
ぜひ、日々の食事づくりの参考にしてくださいね。