こんなところにも心理学|毎日の生活に役立つ心のしくみ

「どうして、ついスマホを見てしまうんだろう?」

「なぜ、あの人の一言が気になってしまうんだろう?」

「やろうと思っていたことが、なかなか続かない……」

こんな経験、ありませんか?

実は、こうした毎日の「なんとなく」には、心の働きが関係しています。

心理学というと、少し難しそうに感じるかもしれません。

でも、心理学は私たちの生活の身近なところにも関係しています。

今回は、知っておくとちょっと面白い心理学を、身近な例と一緒に紹介します。

こんなところにも心理学がある|身近な例

まずは、普段の生活を思い浮かべてみましょう。

たとえば、スマホを手に取ったとき。

「ちょっとだけ見よう」と思ったのに、気づけば何十分も経っていた。

これも、人の行動と心理の関係を考える身近な例です。

ほかにも、

「褒められるとうれしい」

「人から頼まれると断りにくい」

「周りの人がやっていると、自分もやりたくなる」

「一度決めたことを変えるのが難しい」

こんなことがありますよね。

こうした心や行動のしくみを研究するのが心理学です。

難しい話にしなくても、毎日の生活を見ているだけで、心理学は意外と見つかります。

知っておくと面白い心理学の種類

心理学には、いろいろな分野があります。

今回は、日常生活と関係が深いものを紹介します。

認知心理学|「考える」しくみに注目する

認知心理学は、人が物事をどう考えたり、覚えたりするのかを扱います。

たとえば、

「さっきまで覚えていたのに、名前が出てこない」

「同じ話を聞いても、人によって受け取り方が違う」

ということがあります。

記憶や注意、判断なども関係しています。

自分では普通に考えているつもりでも、実はさまざまな心の働きが関係しているんですね。

社会心理学|人との関係で心は変わる

社会心理学は、人との関係や集団の中で起こる心の動きを扱います。

たとえば、

「一人なら平気なのに、人前だと緊張する」

「みんなが持っていると、自分も欲しくなる」

「同じ言葉でも、誰に言われるかで印象が違う」

こうしたことも、社会心理学と関係しています。

人は一人でいるときと、誰かと一緒にいるときで、行動が変わることがあります。

人間関係を考えるときにも、面白い分野ですね。

行動心理学|「なぜ、そうするの?」を考える

人の行動には、さまざまな心理が関係しています。

たとえば、

「つい毎日同じ時間にスマホを見る」

「褒められると、またやりたくなる」

「面倒なことは後回しにしてしまう」

こうした行動にも、きっかけや理由があります。

「自分は意志が弱いからダメなんだ」

と考える前に、

「何がきっかけで、この行動をしているんだろう?」

と考えてみる。

それだけでも、自分の行動を見直すきっかけになります。

健康心理学|心と体はつながっている

健康心理学は、心と体の健康について考える分野です。

たとえば、ストレスがたまると、

「なんとなく疲れる」

「眠りにくい」

「イライラしやすい」

と感じることがあります。

逆に、よく眠れた日は気分がスッキリすることもありますよね。

心と体は別々に見えて、実はお互いに影響しています。

健康を考えるときにも、心の状態は大切です。

産業・組織心理学|仕事にも心理学がある

仕事の場面にも心理学があります。

たとえば、

「この人とは話しやすい」

「この職場では意見を言いやすい」

「同じ仕事なのに、環境が変わると疲れ方が違う」

と感じることがあります。

仕事の内容だけではなく、人間関係や職場の環境も、人の気持ちや行動に影響します。

「仕事が大変」という一言だけでは片づけられない部分にも、心理学が関係しています。

心理学を知ると、自分の行動が見えてくる

心理学の面白いところは、他人のことだけではありません。

自分自身のことも、少し違った目で見られるようになります。

たとえば、

「なぜ、これを後回しにするんだろう?」

「なぜ、この人の言葉だけ気になるんだろう?」

「なぜ、これは続けやすいんだろう?」

こんなふうに考えてみます。

すると、

「もしかしたら、これが原因かも」

と気づくことがあります。

すぐに答えを出す必要はありません。

まずは、自分の行動を少し観察してみる。

それだけでも十分です。

心理学は習慣づくりにも使える

心理学は、自分の行動を見直し、習慣を考えるときにも役立ちます。

「毎日運動しよう」

「本を読もう」

「早起きしよう」

と決めても、なかなか続かないことがあります。

そんなときは、

「自分には続ける力がない」

と考えるより、

「続けにくい仕組みになっていないかな?」

と考えてみる。

たとえば、最初から大きな目標にせず、

「1日5分だけやる」

「朝に1回だけやる」

「目につく場所に置いておく」

など、行動を始めやすい形に変えてみます。

習慣は、気合いだけで続けるものではありません。

自分が続けやすい形を作ることも大切です。

心理学を知ると、自分を責める前に「どうすれば続けやすくなるだろう?」と考えられます。

おすすめ書籍

『今さら聞けない 心理学の超基本』(監修:唐沢かおり)

心理学の基本から、ストレスや不安、人間関係、やる気まで、身近なテーマを幅広く学べる一冊です。

イラストや図解を使って説明されているので、難しい心理学の知識も気軽に読み進められます。

「なぜ、こんな気持ちになるんだろう?」という疑問をきっかけに、自分の心や行動、人との関わり方を見つめ直すヒントが見つかります。

心理学をもっと身近に感じたい人におすすめです。

まとめ|心理学は意外と身近なところにある

心理学というと、難しい学問のように感じるかもしれません。

でも、実際には私たちの毎日の生活と深く関係しています。

人との関係。

仕事。

健康。

スマホ。

そして、毎日の習慣。

「なぜ自分は、こうするんだろう?」

と考えてみると、そこには心理学の面白さがあります。

まずは難しく考えず、

「これって、なんでだろう?」

と、自分の身近な行動に目を向けてみる。

そこから、自分の行動や習慣を少し変えるヒントを見つけてみてくださいね。