こんにちは!
今回は、物語でも現実でもよく出てくる緊迫感あふれる言葉――**「絶体絶命(ぜったいぜつめい)」**をご紹介します。
ドラマのクライマックスや、試験本番、スポーツの土壇場、仕事でのトラブル…。
「もうダメかも…」と感じる瞬間に使われるこの四字熟語には、
実は**「それでもあきらめない強さ」**が込められているのかもしれません。
「絶体絶命」の意味とは?
**「絶体絶命(ぜったいぜつめい)」**とは、
身動きが取れないほどに追い詰められて、どうしようもない状況にあることを意味します。
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「絶体」=助かる手段がまったくない状態
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「絶命」=命が絶えるほどの危機的状況
つまり、「体も命も絶たれそうなほどの大ピンチ」という、極限の追い詰められた状態を表しています。
ただし、そこからの逆転劇や踏ん張りにこそ、人間の強さが現れるのです。
絶体絶命のたとえ話
~試験会場での悪夢~
ユウタは大学受験のため、念入りに準備していました。
すべては「第一志望に合格するため」。
緊張の中で迎えた本番当日…なんと、筆箱を家に忘れてきたことに会場で気づきます。
鉛筆も消しゴムもない――まさに絶体絶命。
頭が真っ白になりながらも、試験監督に事情を説明。
隣の席の受験生が、そっと鉛筆を貸してくれました。
試験にはなんとか間に合い、後日合格通知が届きます。
「もうダメだ」と思ったときに、誰かの優しさと、勇気ある行動が未来を変えた、そんな出来事でした。
起源・由来はどこから?
「絶体絶命」の由来は、中国の思想や古典からきています。
「絶体」は元々、人が助からないほどの危機的状態を意味する言葉で、
「絶命」は命が尽きる、死に直面することを指します。
この二つが合わさって、「どこにも逃げ場のない、死を覚悟するような窮地」という意味で使われるようになりました。
日本では江戸時代からこの言葉が一般化し、演劇や小説、現代のアニメ・映画まで幅広く使われています。
まとめ
**「絶体絶命」**とは、
どこにも逃げ場がなく、助かる見込みがないほどの窮地を表す言葉です。
でも、この言葉が使われるときって、何かが動き出す瞬間でもあるんです。
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ピンチをチャンスに変えた人
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諦めずにもがいた人
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誰かの手で救われた人
そういう“逆転劇”があるからこそ、「絶体絶命」はただの悲壮な言葉ではなく、希望と再起のドラマの始まりなのかもしれません。
次回は、また別の四字熟語を通じて、あなたの心に残る言葉の世界を旅してみましょう!
ことばの力が、人生のヒントになりますように📖✨