059【大言壮語】大きなことを言うのは自由。でも中身が伴ってる?

こんにちは!
今日の四字熟語は、人前でつい背伸びしちゃう…そんな時にも使える言葉――**「大言壮語(たいげんそうご)」**です。

「俺なら一晩でアプリ作れるよ!」
「ダイエットなんて明日から3キロすぐ落とせる!」

…そんな“自信たっぷり”の発言、あなたの周りにもいませんか?
もちろん、自信は大切。でも“口だけ”になってしまっては逆効果です。


「大言壮語」の意味とは?

「大言壮語(たいげんそうご)」とは、
実力以上の大げさなことを言うこと、または根拠のない大口を叩くこと
を意味します。

  • 「大言」=大きなことを言う(=自信満々な発言)

  • 「壮語」=堂々とした、勇ましい口ぶり

一見かっこよさそうな言葉に見えますが、実は中身が伴っていないことへの皮肉や批判を込めて使う表現なんです。


大言壮語のたとえ話

~「できる」と言い切った新人くん~

とあるIT企業に入社したばかりの新人エンジニア・ユウト。
初日の自己紹介で、こう宣言しました。

「JavaScriptなら3日でマスターできます。Webアプリもすぐ作れます!」

先輩たちは苦笑い。「それはすごいね!」と応じたものの、
実際の業務では、基本的な変数宣言やエラー処理に大苦戦…。

結局、1ヶ月経っても一人で動くアプリは完成せず、先輩のサポートでようやく形になる始末。

上司がつぶやいた言葉――
「彼には期待してるけど、ちょっと大言壮語がすぎるかな」


起源・由来はどこから?

「大言壮語」の語源は、中国の古典にあります。
もともとは、戦国時代の武将や政治家たちが、自分の力を誇張して語る様子を指して使われていました。

当初は「堂々と語る」=勇ましい、とポジティブに使われることもありましたが、
やがて「言うだけで中身がない」というネガティブな意味合いが強まり、
現代では「口ばっかり」「自信過剰」といった皮肉を込めた表現として使われるようになりました。


まとめ

**「大言壮語」**とは、
実力以上のことを堂々と語る=口だけの自信過剰発言を表す四字熟語です。

  • 夢を語るのは自由

  • ビジョンを描くのも大切

  • でも、それを“口先だけ”で終わらせないことがもっと大事

つまり、大きなことを言うなら、行動で証明してこそ本物の「実力者」

夢や目標は「言うだけ」ではなく、着実に一歩ずつ叶えていく姿勢が信頼に繋がりますね。


次回はまた、心に刺さる四字熟語を紹介します!
言葉を通して、あなたの毎日に小さな発見をお届けできたら嬉しいです📘✨