こんにちは!
今回の四字熟語は、誰もが一度は憧れる「一発逆転」の代名詞――**「一獲千金(いっかくせんきん)」**です。
宝くじ、ベンチャー投資、YouTubeのバズ動画…
「一度の成功で大金を手に入れたい!」という願望は、時代が変わっても尽きません。
でもその裏には、チャンスをつかむ力と運、そして“見極め”が必要なのも事実です。
「一獲千金」の意味とは?
**「一獲千金(いっかくせんきん)」**とは、
一度の成功や幸運で、大金を手に入れることを意味します。
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「一獲」=一度の獲得(ひとつかみ)
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「千金」=莫大な財産、巨額のお金
つまり、「一回のチャンスで、一気に大金を得ること」がこの言葉の本質です。
※ ポジティブな文脈で使われることもあれば、
「楽して儲けようとする考え」に対して批判的に使われることもあります。
一獲千金のたとえ話
~アプリで大当たり!~
コウジは趣味でコツコツ作っていた「暇つぶし系ミニゲームアプリ」を、試しに公開してみました。
最初は数人の友人しか使っていなかったものの、ある日、あるインフルエンサーが紹介してくれたことで一気に話題に。
「面白い!」「中毒性ヤバい!」とSNSでバズり、わずか数日で100万ダウンロードを突破。
広告収益や企業とのコラボも次々と舞い込み、彼の元に数千万円が転がり込んできました。
この出来事を、ある雑誌はこう書きました。
「まさに“一獲千金”。だが、その裏にあったのは“5年越しの趣味と情熱”だった。」
起源・由来はどこから?
「一獲千金」は、中国の古典『漢書』に記録されている言葉が元になっています。
もともとは「一攫千金(いっかくせんきん)」とも表記され、
漁師が一度の投網で大量の魚を得て、一気に大金を手にするような様子を例えたものでした。
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「攫(かく)」は「つかみ取る」「一気に得る」ことを意味する漢字です。
日本では江戸時代からよく使われ、特に賭博や商売、投資話、夢のある挑戦を表す言葉として浸透していきました。
まとめ
「一獲千金」とは、
一度の成功や偶然のチャンスで、莫大な利益を手に入れることを表す言葉です。
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宝くじに当たった人
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株の急騰に乗った人
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SNSで突然バズったクリエイター
そんな“ラッキー”な人の背景には、意外と地道な努力や冷静な判断があるのかもしれません。
もちろん、夢を見るのは自由。
だけど、「一獲千金」だけを狙うのではなく、地に足のついた準備と継続があってこそ、運も味方してくれるのかもしれませんね💡
次回は、また違った角度から心に響く四字熟語をご紹介します!
ことばの世界で、あなたの毎日にちょっとした彩りを添えられますように📘✨