071【鹿児島城】西郷どんが歩いた道、薩摩の風が吹く城跡

こんにちは♪

今回の旅の舞台は、鹿児島県のシンボルともいえる【鹿児島城(かごしまじょう)】です。

別名「鶴丸城」とも呼ばれ、かつて薩摩藩主・島津家が拠点としていたお城。

城跡としては小さめですが、歴史の深さと“維新の舞台裏”を感じられる見どころがギュッと詰まった場所です。

鹿児島観光のスタート地点に、ぴったりのスポットですよ♪

鹿児島城ってどんなお城?

鹿児島城は、1601年に島津家18代当主・島津義久によって築かれました。

最大の特徴は、「防御を捨てたお城」であること。

高い天守もなく、外敵を防ぐよりも「民との共生」を選んだ、珍しいスタイルのお城です。

火山・桜島を望むロケーションに建てられたその姿は、まさに“薩摩の心”を象徴していたのかもしれません。

観光の見どころポイント

●復元された御楼門(ごろうもん)
2020年に復元された巨大な城門は必見!立派な屋根と堂々とした造りは、フォトスポットとしても人気です。

●鹿児島県歴史・美術センター「黎明館」
城跡内にあるミュージアムで、薩摩の歴史や文化、西郷隆盛や幕末の資料をたっぷり展示。見応え抜群です。

●西郷隆盛像と城山公園
城から歩いて行ける距離に、西郷隆盛像や城山展望台があります。明治維新の立役者・西郷さんの面影を感じられますよ。

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
JR「鹿児島中央駅」から市電「市役所前」下車 徒歩約5分

🚌バスの場合
カゴシマシティビュー(観光バス)で「西郷銅像前」下車すぐ

⏰営業時間(黎明館)
9:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始

💰入館料(黎明館)
大人 400円、高校・大学生 300円、小中学生 150円

📍所在地
鹿児島県鹿児島市城山町7-2

小話:西郷さんと鹿児島城

鹿児島城の城下で生まれ育った西郷隆盛。

彼が歩いた道、眺めた桜島、そして最後に迎えた“西南戦争の舞台”もこの城の周辺でした。

今もなお市民に「西郷どん」と親しまれ、像の前では写真を撮る人が絶えません。

お城そのものよりも“その周辺”が、より深く歴史と結びついているのがこのお城の面白いところです。

周辺の観光スポット

●西郷隆盛銅像・城山展望台
桜島や鹿児島市街が一望できる展望スポット。朝夕の景色が特におすすめ。

●仙巌園(磯庭園)
島津家の別邸。美しい庭園と洋風の旧工場群も見学できます(車で約15分)。

●天文館エリア
グルメもショッピングも楽しめる、鹿児島最大の繁華街。黒豚や白熊アイスもここでぜひ♪

人気の秘密は「歴史×人情の町」

鹿児島城が愛されているのは、歴史だけじゃなくて、その“人とのつながり”が感じられるから。

お城を歩くと、どこかで「いっしょに歩いた人たちの記憶」が、風に乗って語りかけてくるような不思議な感覚になります。

豪華な天守がなくても、“人の記憶が残る場所”ってこんなに深く心に残るんだなあと感じさせてくれるお城です。

まとめ:薩摩の空気とともに歩く、おだやかな城歩き

【鹿児島城】は、雄大な桜島とやさしい町並みに囲まれた、歴史ある城跡。

派手さはないけれど、薩摩の精神や人のあたたかさを、そっと感じられる場所です。

西郷どんと同じ景色を見て、同じ道を歩く――

そんな体験をぜひ旅の中で味わってみてくださいね♪