061【宇和島城】静かな港町に佇む、優美な現存天守

こんにちは♪

今回は、愛媛県宇和島市にある【宇和島城】へ足を運んでみました。

にぎやかな観光地とは少し違って、のんびりと時が流れる港町。

その山の上に、凛と立つ白い天守がとても印象的なんです。

お城めぐり初心者さんにもおすすめの、やさしく包み込んでくれるような場所でした。

宇和島城ってどんなお城?

宇和島城は、戦国時代の武将・藤堂高虎によって築かれたお城。

その後、伊達政宗の長男・伊達秀宗が初代藩主として入り、明治時代まで伊達家の支配が続きました。

現在残る三重三階の天守は、江戸時代初期の姿を今に伝える“現存天守”のひとつ。

全国で12しかない貴重なお城の一つとして、お城好きから静かな人気を集めています。

観光の見どころポイント

●現存天守のやさしい美しさ
宇和島城の天守は、どこか女性的でやわらかい印象。小ぶりながらも品があり、白い漆喰と黒い瓦のコントラストがとても美しいんです。

●自然と一体化した山城
天守があるのは標高約80メートルの城山の上。緑の中を抜ける遊歩道を歩きながら、鳥の声に耳を傾けて登る時間もまた、宇和島城の魅力のひとつ。

●天守から見える宇和海の景色
天守の最上階からは、宇和島の町と海を一望!穏やかな宇和海がきらきらと輝く様子に、思わずため息がこぼれます♪

●伊達家ゆかりの歴史を感じる展示
天守の内部には、伊達家にまつわる資料や甲冑などが展示されており、宇和島藩の歴史がわかりやすく紹介されています。

アクセス・入城料・営業時間

🚃最寄駅
JR予讃線「宇和島駅」から徒歩約15分

⏰営業時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)

💰入城料
大人 200円/小人(小・中学生)無料

📍所在地
愛媛県宇和島市丸之内1

小話:伊達政宗の長男が築いた、もうひとつの伊達文化

宇和島城は、あの仙台藩主・伊達政宗の長男、秀宗が初代藩主として入ったことで有名です。
政宗が宇和島の文化を重んじ、独自の伊達文化が花開いた土地でもあります。

仙台とはまた違った「南の伊達」の文化を感じられるのも、宇和島ならではの魅力です♪

周辺の観光スポット

●天赦園(てんしゃえん)
伊達家ゆかりの大名庭園で、四季折々の花々が咲き誇ります。春の桜やつつじの時期はとくにおすすめ!

●宇和島市立伊達博物館
伊達家に関する貴重な資料が展示されており、お城とあわせて見学すれば歴史がぐっと深まります。

●道の駅 みなとオアシス うわじま きさいや広場
ご当地グルメやお土産がずらり。宇和島名物「じゃこ天」や「鯛めし」はここでチェック♪

人気の秘密は「落ち着き」と「静けさ」

【宇和島城】は派手さこそないものの、落ち着いた佇まいと静かな城下の雰囲気が、訪れる人の心を癒してくれます。

現存天守でありながら、観光地化されすぎていないところも、穴場的な魅力。

まるで時間が止まったような空間に、歴史の息吹が静かに感じられる場所です。

まとめ:静かに歴史と向き合える、優しいお城

【宇和島城】は、喧騒から少し離れて、ゆったりとした時間を過ごしたい方にぴったりのお城。

山道を登り、歴史ある天守に出会い、町と海を見渡す…。

そんな旅のひとときが、心に残るやさしい思い出になるはずです。

四国を旅するなら、ぜひ“南の名城”にも足を伸ばしてみてくださいね♪