014【川越城】“小江戸”の城下町で、武士の息づかいを感じてみよう

こんにちは♪

今回は埼玉県川越市、風情あふれる“小江戸”の街にある【川越城かわごえじょう】をご紹介します。

川越といえば、蔵造りの町並みやさつまいもスイーツなどで有名な観光地ですが、実はその中心には、立派なお城の一部が残っているんです。

現存する本丸御殿ほんまるごてんはとっても貴重で、武士たちの息づかいが今にも聞こえてきそうな雰囲気。

街歩きと一緒に立ち寄れば、よりディープな川越の歴史旅が楽しめますよ♪

川越城ってどんなお城?

川越城かわごえじょうは、1457年に扇谷上杉氏おうぎがやつうえすぎけの家宰・太田道真おおた どうざね道灌どうかん親子によって築かれたお城です。

江戸時代には川越藩の拠点として栄え、「江戸の北の守り」として重要視されたお城。

多くの藩主たちが入れ替わりながらも、常に幕府の要所として発展してきました。

特に注目すべきは、現存している本丸御殿ほんまるごてん

全国でも現存している本丸御殿はとても珍しく、その貴重さから埼玉県の指定文化財にもなっています。

観光のポイントはここ!

●川越城本丸御殿
武士たちが実際に政務を行っていた空間がそのまま残されています。
畳の香りと静かな空気に包まれた内部は、まるでタイムスリップしたかのよう。
広い座敷や立派な床の間、質素ながらも気品ある造りに、心がキュッと引き締まります。

●御殿の庭と縁側
御殿の奥には、ゆるやかな庭と縁側が。お殿様もここで季節のうつろいを眺めていたのかな…なんて妄想がふくらみます♪

中ノ門堀跡なかのもんほりあと
川越城の防御構造を今に伝える貴重な堀の跡。地形を活かした巧みな構造が見学できます。

●蔵造りの町並みと一緒に楽しめる!
本丸御殿は、人気観光エリアから徒歩圏内。観光ルートに無理なく組み込めるのも◎

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
西武新宿線「本川越駅」から徒歩約15分
または東武東上線「川越市駅」・JR川越線「川越駅」からバスも便利です(「市役所前」下車徒歩5分)

🏯入館料(川越城本丸御殿)
一般:100円
高校生・大学生:50円
中学生以下・障がい者手帳所持者:無料

🕒営業時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
※月曜日・年末年始休館(祝日の場合は翌平日)

📍住所:埼玉県川越市郭町2丁目13-1

小話

実は、今に残る「本丸御殿」は日本全国でもわずか3つしかないんです。

・高知城
・二条城
・そして、この川越城!

戦や火災で本丸御殿はほとんどが失われてしまったなか、川越城の御殿ごてんは一部ながら奇跡的に残されてきました。

それだけでも、お城ファンなら一度は訪れる価値ありなんです♪

周辺の観光スポットも充実♪

●蔵造りの町並み
川越の代名詞。黒い蔵と白壁のコントラスト、食べ歩きや小物探しにもぴったり!

●時の鐘
川越のシンボル。情緒たっぷりの鐘の音が、まち歩きにぴったりのBGMに。

喜多院きたいん
徳川家光ゆかりの寺院。見応えのある庭園や建築美が楽しめます。

●菓子屋横丁
昭和レトロな雰囲気の中、懐かしい駄菓子がズラリ。大人も子どももワクワク間違いなし!

人気の秘密は「街全体が歴史テーマパーク」

川越城の魅力はもちろん本丸御殿の貴重さですが、やっぱり街全体との調和も人気の理由。

お城・町並み・神社仏閣が全部徒歩で巡れるのって、なかなか珍しいんです。

「気軽に歴史旅したい」そんな気分のときにぴったりの街なんですよね♪

まとめ

【川越城】は、今に残る数少ない本丸御殿を中心に、小江戸の歴史と文化を体感できるお城。

豪華絢爛ごうかけんらんではなく、質素ながらもりんとしたたたずまいが、どこか心を落ち着けてくれます。

江戸の香り漂う町並みと一緒に、のんびりとした時間を過ごすのにぴったり。

おいしいもの、きれいな景色、そしてちょっぴり学びのある旅。

そんな欲張りな1日を過ごしたい方に、ぜひおすすめです♪