010【水戸城】水戸黄門ゆかりの地で、歴史と学びに出会うお城さんぽ

こんにちは♪

今回は茨城県水戸市にある、あの「水戸黄門」でおなじみの【水戸城】をご紹介します。

お城といえば天守がドーン!というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、水戸城みとじょうはちょっと違います。

実は、「日本最大級の土塁どるいのお城」として知られているんです。

歴史好きはもちろん、のんびりお散歩したい方にもおすすめな、ちょっと不思議でおだやかなお城。

さっそく、魅力を見ていきましょう♪

水戸城ってどんなお城?

水戸城は平安時代末期、馬場資幹ばばすけもとによって築かれたと伝えられています。

その後、戦国時代を経て江戸時代には徳川家康の11男・徳川頼房とくがわ よりふさが入城し、水戸徳川家がスタート。

あの「水戸黄門」こと徳川光圀とくがわみつくにもここで活躍しました。

天守はありませんが、その代わりに巨大な「空堀からぼり」や「土塁どるい」が守りを固める、実用重視のお城。

残念ながら建物の多くは現存していませんが、復元された大手門や、武家屋敷跡、学校に転用された跡など、歴史の名残があちこちに残っています。

観光のポイントはここ!

●水戸城大手門(復元)
2020年に復元されたばかりの立派な門。木造の風格ある姿が水戸城の新しいシンボルです。写真映えもバッチリ♪

弘道館こうどうかん
水戸藩が誇った藩校で、なんと天保12年(1841年)に創設。建物の一部は現存していて、当時の学問と教育の姿を今に伝えています。

●空堀と土塁
歩いてびっくりの深さとスケール。土を積み上げてつくられた城の防御ラインは、まさに「日本最大級」と呼ぶにふさわしい迫力です。

薬医門やくいもん
現存する唯一の城門で、格式の高さを感じさせる造りが見どころ。現在は水戸第一高等学校の敷地内にあります。

●「水戸学」ゆかりの地
水戸藩が力を入れていた学問「水戸学」。後の明治維新にも大きな影響を与えた思想の発信地でもあります。

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
JR常磐線「水戸駅」北口から徒歩約10〜15分。
大手門や弘道館までは、散歩にちょうどいい距離です♪

🏯入館料(弘道館)
一般:400円、高校生以下:無料

🕒営業時間(弘道館)
9:00〜17:00(最終入館16:30)
※年末年始は休館

📍住所:茨城県水戸市三の丸1丁目(弘道館など主要施設)

小話

水戸城の敷地は、現在は「水戸第一高等学校」などに使われています。

なので、お城を訪れると制服姿の学生さんとすれ違うことも♪

城跡に立つ高校って、なんだかかっこいいですよね。

昔は藩校「弘道館」で学んでいた場所が、今も「学びの場」として残っているのは、とても素敵なことです。

周辺の観光スポットもチェック!

偕楽園かいらくえん
日本三名園のひとつとして有名な梅の名所。2月~3月の梅まつりは必見!お城とセットで巡るのが王道コース。

千波湖せんばこ
偕楽園のすぐそばにある湖で、自然を感じながらのんびり散歩できます。白鳥やカモにも出会えるかも♪

●水戸芸術館
独特なタワーが目印の現代アートスポット。展示やコンサートなども楽しめて、ちょっと文化的なひとときを過ごせます。

人気の秘密は

【水戸城】の人気の秘密は、「知的な雰囲気」と「気軽に歩ける歴史散歩コース」。

天守がなくても、遺構いこうや復元建物がしっかりしていて、見ごたえあり。

弘道館で学問の香りを感じながら、ゆったりと城下町を歩くのは、ちょっと大人な楽しみ方かも♪

歴史初心者でも「水戸黄門」で親しみがあるので、訪れやすいのもポイントです。

まとめ

【水戸城】は、ド派手な天守こそありませんが、土塁や空堀、歴史ある建物がじんわりと心に残るお城。

復元された門や弘道館をめぐりながら、かつての藩士たちの暮らしや思いに触れることができます。

駅チカなので、日帰り旅行にもぴったり♪

次の週末、ちょっとだけ知的な気分で「お城×学びの旅」に出かけてみませんか?