007【山形城】お堀に映る四季の彩りと、最上義光の誇りにふれる城跡めぐり

こんにちは♪

今回は、山形県山形市にある【山形城やまがたじょう】をご紹介します。

霞城かじょう」の愛称でも親しまれているこのお城は、戦国時代の名将・最上義光もがみよしあきが築いたお城。

現在は「霞城公園」として整備され、広々としたお堀や復元された城門など、のんびり散策が楽しめるスポットになっています。

四季折々の自然と、戦国のロマンが溶け合う場所…それが【山形城】です。

山形城ってどんなお城?

【山形城】は、1357年に斯波兼頼しばかねよりによって築かれたのがはじまり。

その後、最上義光もがみよしあきが大改修を行い、東北随一の規模を誇る大きなお城になりました。

とくに義光時代には徳川家康からも一目置かれる存在だったとか。

二の丸・三の丸を取り囲む広大な敷地は、まるで一つの街のようです。

現在は天守は残っていませんが、石垣や土塁どるいほりなどの遺構いこうがしっかり残っており、城跡としての魅力はたっぷり。

近年は本丸一文字門と大手橋の復元なども進み、当時の姿が少しずつよみがえっています。

観光のポイントはここ!

●復元された本丸一文字門と大手橋
堂々とした木造の門と美しい橋は、まるで時代劇のワンシーンのよう。写真映えも抜群です!

最上義光もがみよしあき
公園内に建つ甲冑姿の騎馬像。力強く前を見据える姿は、義光公の気迫を感じさせます。

●お堀沿いの散策道
春は桜、秋は紅葉と、季節によって風景がガラリと変わります。特にお堀に映る桜並木は、山形の春の風物詩♪

霞城公園かじょうこうえんとしての憩いの場
地元の方々にも親しまれている公園で、ベンチや芝生広場もあります。ピクニックにもおすすめですよ。

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
JR「山形駅」西口から徒歩約10分。アクセス抜群です!

🏯入園料
霞城公園かじょうこうえん入園無料です♪
(※施設見学は一部有料の場合あり)

🕒営業時間
公園は通年開放(夜間は一部立入不可)。
本丸一文字門や資料館は9:00〜16:30、月曜休館

📍住所:山形県山形市霞城町1-7

ちょっとした小話

山形城を語るうえで欠かせないのが、戦国武将・最上義光もがみよしあき公。

上杉景勝や伊達政宗と渡り合いながら、山形の地を守り、最上家の最盛期を築いた名将です。

実は、彼の娘・駒姫こまひめは豊臣秀次事件に巻き込まれ、非業の死を遂げた悲劇の姫。

義光公はその死を深くいたみ、供養塔くようとうを建てたと伝えられています。

この話もまた、山形城の歴史の深みを感じさせてくれますね。

周辺の観光スポット

●山形市郷土館きょうどかん旧済生館本館きゅうさいせいかんほんかん
レトロな洋風建築が印象的な博物館。山形の歴史や文化を学べます。

●山形美術館
霞城公園かじょうこうえんのすぐ隣。日本画から西洋美術まで幅広く展示されており、静かで落ち着いた時間が過ごせます。

七日町なのかまち・本町エリア
城下町の名残を感じるエリアで、カフェや雑貨店が点在。食べ歩きも楽しいですよ♪

人気の秘密って?

【山形城】の魅力は、何と言っても自然と歴史が調和した「居心地のよさ」

東北有数の広さを誇る城跡は開放感があり、季節の花々とともにのんびり過ごせます。

また、駅からのアクセスも良く、気軽に行ける本格的な歴史スポットとして観光客からも人気。

歴史好きさんはもちろん、ふらりと立ち寄る人も多い、そんな優しさと奥深さのあるお城です。

まとめ

【山形城】は、にぎやかすぎず、でも見どころたっぷりの静かな名城。

最上義光公の気概を感じながら、お堀の水面に映る季節のうつろいを楽しむ…そんな贅沢な時間が流れています。

山形のまち歩きと合わせて、ぜひ訪れてほしい歴史スポット。

ふわりと過ごす旅のひとときに、ぴったりの場所ですよ♪