
「現存天守」って知っていますか?
お城は日本各地にありますが、
実は江戸時代に建てられた天守が今も残っているお城は、たった12城しかありません。
戦争や火災、自然災害を乗り越え、今も当時の姿を残しています。
だからこそ、多くの人が「一度は行ってみたい」と思う特別なお城です。
今回は、現存天守とは何かや、それぞれの歴史、城主、知るともっとお城巡りが楽しくなるエピソードを紹介します。
現存天守とは?全国に12城しか残っていない貴重なお城
「現存天守」とは、江戸時代までに建てられ、現在まで残っている天守のことをいいます。
明治時代になると、お城は役目を終えて多くが取り壊されました。
その後も戦争や空襲、大きな地震や火災によって、たくさんの天守が失われます。
現在見られるお城の天守の多くは、後から復元されたものです。
そんな中、当時の姿を今も残しているのが現存天守です。
全国には次の12城があります。
- 弘前城(青森県)
- 松本城(長野県・国宝)
- 丸岡城(福井県)
- 犬山城(愛知県・国宝)
- 彦根城(滋賀県・国宝)
- 姫路城(兵庫県・国宝・世界遺産)
- 松江城(島根県・国宝)
- 備中松山城(岡山県)
- 丸亀城(香川県)
- 伊予松山城(愛媛県)
- 宇和島城(愛媛県)
- 高知城(高知県)
全国にたった12城だけと知ると、その価値の高さがよくわかります。
現存天守を築いた城主たちと、それぞれの歴史
現存天守には、それぞれ違った歴史があります。
たとえば、姫路城は池田輝政によって大規模に整えられ、美しく堅固なお城として完成しました。
白い外壁から「白鷺城」とも呼ばれています。
松本城は戦国時代の緊張が続く中で築かれた平城です。
黒い外観が特徴で、「烏城」という愛称でも親しまれています。
彦根城は徳川家康の命を受けて井伊家が築きました。
完成まで約20年かかったともいわれ、徳川幕府を支える重要な拠点になりました。
このように、どのお城にも築いた城主の思いや時代背景があります。
歴史を知ってから訪れると、お城の見え方が大きく変わります。
知るともっと楽しい!現存天守のエピソードと魅力
現存天守には、おもしろい話がたくさん残っています。
備中松山城は標高約430メートルの山に建ち、「天空の城」と呼ばれることがあります。
秋から冬の早朝には雲海が広がり、幻想的な景色が見られることでも有名です。
犬山城は木造の急な階段が今も残っています。
実際に歩くと、昔の人がどのように暮らしていたのかを体で感じられます。
高知城は天守だけでなく、本丸御殿も現存しています。
このような姿で残るお城は全国でもとても珍しい存在です。
現存天守は、ただ古い建物ではありません。
当時の技術や工夫、そして人々の歴史がそのまま残る貴重な文化財です。
まとめ
現存天守は、江戸時代から今まで残っている貴重なお城です。
全国には12城しかなく、それぞれに違った歴史や城主の物語があります。
見た目の美しさだけでなく、築かれた時代やエピソードを知ることで、お城巡りはもっと楽しくなります。
もし旅行で近くを訪れる機会があれば、ぜひ現存天守に足を運んでみてください。
何百年もの歴史を、自分の目で感じられるのは、現存天守ならではの魅力です。
おすすめ書籍
『日本の名城解剖図鑑』(著:米澤貴紀/監修:中川武)
全国の名城をイラスト付きでわかりやすく紹介した一冊です。
天守や石垣、堀などの見どころも楽しく学べるので、お城巡りがもっと面白くなります。
初めてお城を学ぶ人にも読みやすい内容です。