069【蜂須賀小六】野武士から大名へ!夢をつかんだ男

はじめに

戦国時代の荒くれ者たちの中で、ひときわ異彩を放った男がいました。

その名は、蜂須賀小六。

豪快で義理堅い、伝説的な存在です。

浅野の地に生まれる

小六は、尾張国(現在の愛知県)に生まれました。

もとは地元の野武士のリーダー格。

農民や地侍たちとともに、自由気ままに生きていました。

木下藤吉郎との出会い

そんな小六の人生を変えたのが、若き木下藤吉郎――

後の豊臣秀吉との出会いです。

二人は意気投合。

小六は秀吉に力を貸し、躍進の道をともに歩み始めます。

秀吉の右腕として活躍

小六は、各地の戦いで大活躍しました。

特に、蜂須賀隊の迅速な動きは有名でした。

奇襲や夜襲も得意で、

「小六の軍が動けば勝つ」

と恐れられたほどです。

一国一城の主へ

秀吉の天下取りが進む中、小六も報われます。

阿波国(現在の徳島県)を与えられ、蜂須賀家の礎を築きました。

野武士から大名へ。

夢をつかんだ瞬間でした。

晩年も仲間思い

小六は晩年も、家臣や民を大切にしました。

武骨だけどあたたかい。

そんな人柄が、最後まで人々に慕われました。

1586年、家族に見守られながらこの世を去ります。

おわりに:信じた道を、突き進んだ生涯

蜂須賀小六は、自分らしさを貫いた人でした。

荒々しくも、人情に厚く。

信じた仲間とともに、戦国の夢をつかんだ男。

その生き様は、今も多くの人に愛されています。