はじめに
戦国時代の九州に、雷のように戦場を駆け抜けた男がいました。
その名は、立花道雪。
智略と勇猛さを兼ね備えた武将のドラマをお届けします!
大友家の名将として
道雪は、もともと戸次鑑連(べっき あきつら)という名でした。
のちに立花姓を名乗り、名門・大友家を支える柱となります。
若いころから武勇に優れ、数々の戦で武名を高めていきました。
落雷に打たれた伝説
道雪には、不思議な伝説が残っています。
なんと、若いころ落雷に打たれたというのです。
それ以来、足が不自由になりました。
それでも馬に乗り、指揮を取り続ける姿に、誰もが驚きました。
雷神に選ばれた男――
そんな異名まで生まれました。
戦場で見せた冷静な智略
道雪はただの武闘派ではありませんでした。
戦局を冷静に読み、圧倒的な作戦で敵を打ち破ります。
特に九州の戦乱では、何度も大友家を危機から救いました。
彼の存在が、大友家の繁栄を支えていたと言っても過言ではありません。
最後まで戦い続けた生涯
晩年になっても、道雪の戦意は衰えませんでした。
ついには立花宗茂を養子に迎え、後継者育成にも尽力します。
1585年、筑後遠征の途中で病に倒れ、その生涯に幕を下ろしました。
最期まで剣を手放さなかった、真の武人でした。
おわりに:雷のように駆け抜けた生涯
立花道雪は、苦境にも負けず戦い続けた強い意志の持ち主でした。
雷に打たれながらも、立ち上がり続けたその生き様。
勇気と誇りを胸に生きたその姿は、今も多くの人を魅了し続けています。