039【安土城】織田信長が描いた夢の城、静かにたたずむ戦国ロマンの聖地

こんにちは♪

今回は、滋賀県近江八幡市にある【安土城(あづちじょう)】をご紹介します。

かの有名な戦国武将・織田信長が築いた、夢と野望がつまったお城。

現在は城跡として残されていますが、訪れる人の想像力をかき立てる、とても魅力的な場所なんです。

歴史好きさんはもちろん、ちょっとロマンチックな旅をしたい方にもおすすめですよ♪

安土城ってどんなお城?

【安土城】は、1576年に織田信長の命で築かれたお城です。

琵琶湖を望む小高い安土山に、信長はそれまでにない豪華絢爛なお城を造り上げました。

その姿は「金箔で飾られた内部」や「五重七階の天主」など、まるで夢のような造形。

残念ながら本能寺の変の後、1582年に火災で焼失してしまい、今では石垣や大手道、礎石が残るのみ。

それでも、信長が描いた近世城郭の原点ともいえる建築様式が、今なお多くの人を魅了しています。

観光の見どころポイント

●荘厳な石段「大手道」
城跡へ続く石段「大手道」は、約180段にも及ぶ立派な参道。
両脇には家臣の屋敷跡が残り、かつての城下町の雰囲気を感じながら歩くことができます。

●天主跡からの絶景
登り切った先にある「天主跡」からは、琵琶湖と近江平野が一望!
ここに信長が天主を構え、天下統一の夢を見ていたのだと思うと、胸が熱くなります…。

●安土城郭資料館でイメージをふくらませて
JR安土駅前には「安土城郭資料館」があり、原寸大の天主復元模型が展示されています。
焼失してしまった安土城が、どんなに壮麗だったかがリアルに想像できますよ。

●信長の館で金色の天主を体感!
少し足をのばすと、「滋賀県立安土城考古博物館」や「信長の館」も。
信長の館には、安土城天主の5・6階部分が実物大で再現されていて、その煌びやかさにうっとりしてしまいます♪

アクセス・入場料・営業時間

🚃最寄駅
JR琵琶湖線「安土駅」から徒歩約25分(またはレンタサイクルで約10分)

🏯安土城跡 入山料
大人 700円/小中学生 200円(2025年4月現在)

🕒開門時間
8:30〜17:00(最終入山 16:00)
※年中無休(荒天時は閉山あり)

📍住所:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦

小話:安土城は“日本で初めて”がいっぱい!

実は安土城、日本で初めて天守が設けられたお城だと言われています。

しかも、それまでの「戦のための城」から「権威を示す城」へと進化した象徴でもあり、まさに信長の先進的なセンスとパワーを感じさせるお城だったんです。

その後の日本の城づくりに多大な影響を与えた、お城界の革命児とも言える存在です♪

周辺観光スポットもおすすめ

●安土城考古博物館(徒歩10分ほど)
安土城の発掘資料や、戦国時代の展示が楽しめます。
お城跡とセットで巡ると、理解が深まりますよ。

●沙沙貴神社(ささきじんじゃ)(徒歩20分)
安土の地を守る古社で、境内の雰囲気がとても落ち着きます。
旅の途中にひと息つきたいときにぴったりです。

●近江八幡の町並み(電車で約5分)
情緒あふれる水郷の町・近江八幡へもすぐ行けます。
和舟に乗ったり、昔ながらの町並みを歩いたりと、あわせて旅が楽しめます。

人気の秘密は「想像力をかき立てる魅力」

安土城が今も人を惹きつける理由は、**“完全な姿が残っていないからこそ”**かもしれません。

石垣の上に思いを馳せ、信長の見た景色を想像する——

そのロマンこそが、多くの人をこの地に引き寄せているのです。

まとめ:戦国の夢をたどる、静かな時間

【安土城】は、現代に残るのは“形”より“想い”の方が大きなお城です。

静かな石段をのぼりながら、

「あの頃、信長はどんな未来を見ていたのかな」

と思いを馳せてみてください。

戦国の夢と信長の美意識にふれる、ちょっと特別な旅時間。

あなたもぜひ、歩いて感じてみてくださいね♪