こんにちは!
今回は、「信念を持って前に進みたい」と思ったときに力をくれる四字熟語をご紹介します。
その名も――「剛毅果断(ごうきかだん)」。
優しさや共感が大切にされる時代だからこそ、**「揺るがぬ意志と決断」**の価値が見直されているように思います。
あなたにも、きっと必要な瞬間があるはずです。
■ 「剛毅果断」とは?
**剛毅果断(ごうきかだん)**とは、
意志が強く、決断力があり、迷わず行動することを意味する言葉です。
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剛毅…強くてくじけない心、信念を持つこと
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果断…決断力があり、思い切って行動できること
つまり、「強い心と迷わぬ判断力をあわせ持つ人」にふさわしい四字熟語です。
■ たとえばこんな話
中堅社員のサエコは、新プロジェクトのリーダーを任されました。
でも、予算はギリギリ、メンバーはバラバラ、上層部からは「前例がないからやめておけ」との圧力も…。
それでも彼女は言いました。
「私は、やるって決めた。だから、やりきる」
周囲の反対に動じず、自分の信念を貫き、苦しい判断も一つ一つ迷わず決断。
結果、プロジェクトは大成功。社内の風向きも大きく変わりました。
サエコの背中にあったのは、まさに剛毅果断という姿勢だったのです。
■ 起源は中国の古典から
「剛毅果断」は、中国の古典『論語』や『史記』などに見られる思想の組み合わせです。
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「剛毅」は『論語』にも登場し、「仁者は必ずや剛毅なるべし」と語られるように、徳のある人物には強さが必要とされていました。
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「果断」は『後漢書』や『三国志』などで、優れたリーダーに必要な資質として記述されています。
この二つを合わせた「剛毅果断」は、日本でも武士道や経営哲学などの文脈で重んじられ、特に意思決定をする立場の人間にとっての理想像とされてきました。
■ どんな場面で使える?
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新しいことに挑戦するとき
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周囲に反対されても、自分の信念を貫きたいとき
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リーダーとして、チームを導く判断を迫られたとき
たとえば、
「彼の剛毅果断な姿勢が、プロジェクトの成功を引き寄せた」
といった使い方ができます。
■ まとめ:「優しさ」だけじゃない、生きる強さ
優しい人は素敵です。
でも――それだけじゃ、動かせない場面もある。
「剛毅果断」な一歩を踏み出せる人がいるからこそ、世界は前に進むのだと思います。
もしあなたが今、「迷って動けない」「信念を貫きたい」と感じているなら、
この言葉をそっと思い出してみてください。
次回も、あなたの心に光をともす四字熟語をお届けしていきます。
座右の銘や卒業メッセージ、人生の岐路にぴったりの言葉もどんどん紹介していきますので、お楽しみに!