
こんにちは!
今回は、古代中国の思想家・孟子の言葉、
「道を得る者は助け多く、道を失う者は助け寡し。」
を紹介します。
少し難しそうに見える言葉ですが、言っていることは意外とシンプルです。
人との関係や仕事などで、「なぜか周りが協力してくれる人」と「なぜか人が離れていく人」がいますよね。
この違いには、普段の考え方や行動が関係しているのかもしれません。
今回は、たとえ話を交えながら、この言葉の意味をわかりやすく紹介します。
ことばの意味
「道を得る者は助け多く、道を失う者は助け寡し。」
これは、
「正しい道を歩んでいる人には助けてくれる人が多く、道を外れた人には助けてくれる人が少ない」
という意味です。
ここでいう「道」は、単に道路のことではありません。
孟子がいう「道」とは、人として守るべき道や、正しい政治のあり方などを指しています。
この記事では、その考え方を私たちの日常に置き換えて、「人として正しいことをする」「相手を大切にする」「筋の通った行動をする」という意味で考えてみます。
反対に、自分の利益ばかりを考えたり、人をだましたり、周りの人を大切にしなかったりすると、少しずつ人が離れていきます。
これは、仕事でも家庭でも同じです。
困ったときに助けてもらえるかどうかは、困ったときだけで決まるわけではありません。
普段からどんな行動をしているか。
そこが大切なんですね。
たとえ話
ある会社に、AさんとBさんという二人の社員がいました。
Aさんは、自分の仕事だけを考えるのではなく、困っている人がいれば声をかけます。
誰かに仕事を頼まれれば、できる範囲で協力します。
もちろん、Aさんにも失敗することはあります。
でも、普段から周りの人を大切にしているので、Aさんが困ったときには、
「大丈夫ですか?」
「私にできることがあれば手伝いますよ」
と声をかけてくれる人がいます。
一方、Bさんは自分の成果ばかりを優先します。
誰かが困っていても、「自分には関係ない」と知らん顔。
仕事で助けてもらっても、お礼を言いません。
そんなことを続けているうちに、少しずつ周りの人が離れていきました。
そして、ある日Bさん自身が困ったとき。
助けを求めても、協力してくれる人がほとんどいませんでした。
この二人の違いは、能力だけではありません。
普段から、どんな人との関係を作ってきたか。
そこに大きな違いがあります。
この話のように、孟子は「正しい道を歩む者には多くの人の助けが集まり、道を失った者には助けてくれる人が少なくなる」と考えました。
『孟子』では、この言葉の後に「助けが少なくなれば、親しい人まで背き、助けが多ければ天下の人々も従う」と続きます。
つまり、人の信頼は一日で作るものではなく、普段の行動の積み重ねによって作られるということです。
ことばの起源
この言葉は、中国の思想家・孟子が書いた『孟子』の「公孫丑下」に出てきます。
この言葉の前には、
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」
という有名な言葉があります。
簡単に言えば、
「良いタイミングも大切。でも、それ以上に人との協力が大切」
という考え方です。
孟子は、強い城や武器があれば国を守れるとは考えませんでした。
最後に大切になるのは、人の心がまとまっているかどうかだと考えたのです。
そして、その流れで出てくるのが、
「道を得る者は助け多く、道を失う者は助け寡し」
という言葉です。
今から二千年以上も前の言葉ですが、「普段の行動が人との信頼につながる」という考え方は、今の生活にも十分通じます。
おすすめ書籍
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人生がうまくいかないと感じたとき、目の前の結果だけを見てしまうことがあります。
でも、この本では、人生を長い目で見ることの大切さや、人との出会い、普段の考え方や行動が未来につながっていくことを、物語を通して教えてくれます。
今回紹介した「普段の行動が人との信頼につながり、やがて自分を助けることにもつながる」という孟子の言葉とも相性のいい一冊です。
難しい話が苦手な人でも、物語として読み進めやすいのもおすすめのポイントです。
まとめ
今回紹介した孟子の言葉、
「道を得る者は助け多く、道を失う者は助け寡し。」
には、
「正しい道を歩んでいる人には、自然と助けてくれる人が集まる」
という意味があります。
困ったときに誰かに助けてもらいたい。
そう思うのは、誰でも同じですよね。
でも、そのためには「困ったときだけ助けを求める」のではなく、普段から周りの人を大切にすることが大切です。
信頼は、特別なことをして作るものではありません。
毎日の小さな行動から、少しずつ作られていきます。
「自分は、周りの人からどう見えているだろう?」
と、一度考えてみるのもいいかもしれません。
それでは、また次回👋