
こんにちは!
今日は、マーケティングの中でも、人とのつながりを大切にする考え方、
「コミュニティマーケティング」
について紹介します。
「コミュニティって、ただ人が集まるだけじゃないの?」
そう思うかもしれません。
でも、実はそれだけではありません。
同じ商品が好き。
同じ趣味を持っている。
同じ悩みを抱えている。
そんな人たちが集まると、自然と会話が始まります。
「これ、いいですよね」
「私も使っています」
「そんな使い方があるんですね」
こうしたやり取りが重なるうちに、「またここに来たい」と思うようになります。
そして、こうしたつながりが、マーケティングにもつながっていきます。
今回は、コミュニティマーケティングとは何なのか、たとえ話を交えながら紹介していきます。
コミュニティマーケティングとは?
まず、コミュニティとは何でしょうか。
簡単に言えば、
「同じ興味や目的を持った人たちが集まる場所」
です。
昔なら、地域の集まりや趣味のサークルなどがそうですね。
今では、SNSやオンラインサロン、ユーザー会など、インターネット上にもたくさんのコミュニティがあります。
そして、こうしたコミュニティをマーケティングに活かすのが「コミュニティマーケティング」です。
普通の広告なら、
「この商品はおすすめです!」
と企業から一方的に伝えます。
一方、コミュニティマーケティングでは、
「この商品を使ってみたら、こんなことができました」
「私はこういう使い方をしています」
「それなら、こんな方法もありますよ」
と、利用者同士が話をすることがあります。
ここが大きな違いです。
企業が一生懸命に商品の良さを説明するより、実際に使っている人の声のほうが、身近に感じることがありますよね。
コミュニティマーケティングでは、こうした人と人とのつながりを大切にします。
たとえ話
ある町に、小さなコーヒー店がありました。
店主は、お客さんを増やそうと考えました。
最初はチラシを配ったり、SNSで商品の紹介をしたりしました。
でも、なかなか常連客が増えません。
そこで店主は、月に一度、
「コーヒー好きが集まる会」
を始めました。
参加者は、コーヒーを飲みながら、
「この豆がおいしい」
「家ではこうやって入れている」
「このお店にも行ってみたい」
など、好きなことを自由に話します。
最初は5人ほどでした。
ところが、参加した人が友人に、
「この前、コーヒー好きが集まる会に行ってきたんだけど、面白かったよ」
と話すようになりました。
その友人も参加するようになり、少しずつ人が増えていきました。
すると、参加者の中には、
「この店のコーヒー、家でも飲みたい」
という人も出てきました。
結果として、コーヒー豆を買う人も増えていきました。
ここで大切なのは、
最初から「商品を買ってください」と言っていない
ことです。
人が集まり、会話が生まれ、関係ができる。
その結果、商品にも興味を持ってもらえることがあります。
これがコミュニティマーケティングの面白いところです。
コミュニティマーケティングが大切な理由
では、なぜコミュニティがマーケティングにつながるのでしょうか。
一番大きいのは、
「信頼」が生まれやすいからです。
広告を見ただけでは、
「本当にいい商品なのかな?」
と疑うことがありますよね。
でも、実際に使った人の声なら、
「自分も試してみようかな」
と、安心して受け止めやすくなります。
さらに、同じ興味を持つ人が集まっていると、
「自分だけじゃなかったんだ」
という安心感も生まれます。
こうした安心感があると、「またここに来たい」と思うようになります。
企業にとってもメリットがあります。
コミュニティの中で、
「ここが使いにくい」
「こんな商品が欲しい」
「この機能が便利だった」
といった生の声を聞くことができます。
つまり、コミュニティは単なる「人の集まり」ではありません。
お客さんの声を知り、関係を深め、ファンを増やしていく場所
にもなるわけです。
コミュニティマーケティングでは、顧客との関係を深め、既存顧客から新しい顧客につながることも期待できます。
大切なのは「人数」ではない
コミュニティというと、
「できるだけたくさんの人を集めなければ」
と思ってしまいます。
でも、必ずしもそうではありません。
1000人いるけれど、誰も話さないコミュニティ。
10人しかいないけれど、みんなが活発に話しているコミュニティ。
あなたなら、どちらに「また来たい」と思いますか?
きっと、後者ですよね。
コミュニティで大切なのは、人数を増やすことだけではありません。
それよりも大切なのは、
「何のために集まっているのか」
です。
たとえば、
「映画が好きな人」
「料理が好きな人」
「写真が好きな人」
「仕事の悩みを相談したい人」
など、共通するものがあれば会話が生まれやすくなります。
そして、会話が増えると、
「また参加したい」
という気持ちにつながります。
この積み重ねが、やがてファンを作っていきます。
コミュニティマーケティングで意識したいこと
コミュニティを作るときに、最初から
「商品を売ろう」
と考えすぎると、うまくいかないことがあります。
人は、売り込まれるために集まりたいわけではないからです。
それよりも、
「ここに来ると楽しい」
「同じことに興味がある人と話せる」
「知らなかったことを教えてもらえる」
という場所を作ることが大切です。
その結果、
「この人たちがすすめている商品なら試してみようかな」
となる。
マーケティングは、必ずしも「売ること」から始めなくてもいいんです。
関係を作ることから始めてもいい。
ここがコミュニティマーケティングの大きなポイントです。
📚おすすめ書籍
『ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング』(著:小島英揮)
コミュニティを活用して、人とのつながりを育てながらビジネスを成長させる方法を学べる一冊です。
コミュニティは、単に人を集める場所ではなく、参加する人同士の関係を育てることが大切だとわかります。
商品を売ることだけを考えるのではなく、信頼関係を作ることでファンを増やしていく考え方は、今回の記事の内容にもぴったりです。
まとめ
コミュニティマーケティングは、
人を集めて商品を売るのではなく、人とのつながりから信頼を育てるマーケティングです。
同じ興味や目的を持つ人が集まり、会話や交流を重ねる。
その中で信頼が生まれ、商品やサービスにも興味を持ってもらえるようになります。
大切なのは、
「何人集めるか」より「どんな関係を作るか」。
最初から大きなコミュニティを作る必要はありません。
まずは、同じ興味を持つ人と話すことから始めてみましょう。
小さなつながりが、やがて大きな関係につながっていくかもしれません。
それでは、また次回。