015【己の欲せざる所、人に施すことなかれ】(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)

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「もし、自分がされて嫌なことを、他の人にしてしまったら……?」

例えば、あなたが友達に悪口を言われたら、どんな気持ちになりますか?

嫌な気持ちになりますよね。

でも、もしかしたら、無意識のうちに誰かに同じことをしているかもしれません。

今回は、そんな「相手の気持ちを考える大切さ」を教えてくれる、論語の言葉 「己おのれの欲ほっせざる所ところ、人ひとに施ほどこすことなかれ」 を、たとえ話とともに紹介します!

言葉の意味と起源

この言葉は、中国の思想家 孔子の教えをまとめた『論語』の「衛霊公えいれいこう」という章に出てくる言葉です。

弟子の子貢しこうが「一生を通して実践できる言葉はありますか?」と尋ねたとき、孔子が答えた言葉として登場します。

意味はとてもシンプルで、

「自分がされたくないことを、他人にもしないようにしなさい」 という教えです。

これは「思いやりの心」を大切にする考え方で、現代にも通じる大切な価値観です。

たとえ話

ある日、タケルとコウジという二人の少年がいました。

タケルは、コウジが持っているお菓子を見て「それ、一つちょうだい!」と言いました。

しかし、コウジは「これは僕が大事にとっておいたんだ。あげたくないよ」と言いました。

タケルは「えー、ケチだなぁ!」と言って、不満そうな顔をしました。

でも、その日の帰り道、タケルは自分のお気に入りのチョコを持っていました。

そこへ、別の友達が「それ、ちょうだい!」と言ってきました。

するとタケルは「これは僕の大好きなチョコだから、あげたくない」と言いました。

その時、タケルは 「あっ、さっきのコウジの気持ちと同じだ……」 と気づいたのです。

「もし自分がされたら嫌なことは、相手にもしないようにしよう」

そう思ったタケルは、次の日コウジに謝り、「この前はごめんね。ぼくも大切なお菓子を誰かに取られたくないって思ったよ」と言いました。

コウジも笑顔で「わかってくれて嬉しいよ!」と答えました。

まとめ

この言葉は、日常生活の中でとても大切な考え方です。

  • 友達に悪口を言われたら嫌ですよね? → だから自分も言わない!
  • 大切な物を勝手に使われたら嫌ですよね? → だから相手の物も勝手に使わない!

このように、相手の立場になって考えると、自分の行動を振り返り、相手を思いやることにつながります。

「己おのれの欲ほっせざる所ところ、人ひとに施ほどこすことなかれ」

この言葉を意識して、思いやりのある行動を心がけましょう!

おまけ

実は、この言葉と関連する、もう一つの考え方があります。それは、

「自分がしてほしいことを、相手にもしてあげよう!」

というものです。

例えば、誰かに優しくしてほしいなら、まず自分が優しくする。

そうすることで、相手にも優しさが伝わり、より良い関係を築くきっかけになります。

今日から、ちょっとずつ意識してみませんか?😊

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