018【努力精進】コツコツ積み重ねた先にある成長

こんにちは!

今日は四字熟語 努力精進どりょくしょうじん を紹介します。

この言葉は「目標に向かって努力し、ひたむきに励むこと」を意味します。

「努力」だけならよく聞く言葉ですが、「精進」と組み合わさることで「余計なことに気を取られず、一心に取り組む」という強い意味合いになります。

では、この言葉をわかりやすくたとえ話を交えて解説していきますね!

努力精進のたとえ話

むかしむかし、とある町にタケルという若い鍛冶職人の見習いがいました。

タケルは「いつか一流の刀鍛冶になりたい」と思い、師匠のもとで修行を始めました。

しかし、最初の仕事は「ひたすら炭をくべる」「炉の温度を測る」「道具を磨く」など地味な作業ばかり。

「こんなことを続けても、本当に刀が打てるようになるのか?」

タケルは焦りましたが、師匠はこう言いました。

「基礎をおろそかにする者に、一流の技は身につかん。努力を惜しまず、精進しなさい」

それからタケルは、文句を言わず毎日コツコツ修行を続けました。

すると、徐々に鉄を見極める目が養われ、火の温度も完璧に調整できるように。

そして十年後、タケルはついに師匠から刀を打つ許しを得ました。

彼が打った刀は見事なもので、やがて町で評判となり、名工として名を馳せるようになったのです。

このように、努力を続け、精進することで、大きな成果が生まれるのです。

努力精進の起源

この言葉は、仏教の修行から生まれました。

「精進」は仏教用語で、「欲や怠け心を捨てて修行に励むこと」を意味します。

また、「努力」はそのまま「力を尽くして頑張ること」。

つまり、もともとは修行僧が自分を高めるために使っていた言葉なのですね。

それが時代を経て、仕事や勉強などにも使われるようになりました。

まとめ

「努力精進」は、すぐに結果が出なくても、ひたむきに取り組み続けることで必ず成長できるという教えが込められた言葉です。

  • 努力(どりょく)=頑張ること
  • 精進(しょうじん)=無駄なことをせず、一心に励むこと

何かに挑戦するとき、この言葉を思い出してみてくださいね!

では、また次回の四字熟語解説でお会いしましょう!