
こんにちは!
今日の四字熟語は、努力家さんにこそ心に響く言葉
――「千辛万苦」です。
成功者のインタビューでよく聞く「地道な努力」「失敗の連続」。
SNSでは華やかに見えるあの人も、実は“千の辛さと万の苦しみ”を乗り越えているのかもしれません。
「千辛万苦」の意味とは?
「千辛万苦」とは、
ありとあらゆる辛さや苦しみを経験することを意味する四字熟語です。
- 「千辛」=数えきれないほどのつらさ
- 「万苦」=多くの苦しみ、苦労
つまり、非常に多くの苦難を乗り越えることを表す言葉で、そこにはねばり強く努力する姿勢が込められています。
千辛万苦のたとえ話
ケンタは中学の野球部でレギュラーになれず、何度も悔し涙を流していました。
でも彼は毎朝、自主練を続けました。
雨の日も、冬の寒さも、誰もいないグラウンドでバッティングセンターに通い、素振りは毎日100本、走り込みも欠かしません。
チームメイトからは「そこまでして意味あるの?」とからかわれることも…。
でも、3年生の夏、最後の大会。
彼のヒットでチームが勝ち進み、ケンタはヒーローに。
監督が言いました。
「彼のあの一本は、千辛万苦の一本だったんだ」
起源・由来はどこから?
「千辛万苦」は、中国の古典に由来する表現です。
- 「千」や「万」は“数の多さ”を意味する熟語としてよく使われ、
- 「辛」や「苦」は“つらさ・困難”を意味します。
古くは「千辛万苦の末に天下を取った」などの表現で、偉業を成し遂げた人がどれだけの苦労をしたかを語るときに使われていました。
現在でも、ビジネス、スポーツ、受験、芸術…
あらゆる分野で「地道な努力の積み重ね」を表す言葉として使われています。
まとめ
「千辛万苦」とは、
数え切れないほどのつらさや苦しみを乗り越えることを表す四字熟語です。
大きな成果の裏には、必ずと言っていいほど、人知れぬ努力や苦労の物語があります。
- つらくて泣いた日
- うまくいかなくて投げ出しそうになった日
- それでもやめなかった自分
そうした日々が積み重なって、やがて「自信」や「実力」になっていくのです。
だからこそ、「千辛万苦」は誰かに誇れる勲章のような言葉かもしれません。
次回も、あなたの心に残る四字熟語をお届けします。
ことばの力で、毎日に小さな勇気を🌱✨

