031【掛川城】木造天守がよみがえった、やさしい城下町のシンボル

こんにちは♪

今回は静岡県掛川市にある【掛川城(かけがわじょう)】をご案内します。

東海道の宿場町・掛川のまんなかにたたずむこのお城。

実は、日本で初めて「本格木造」で再建された天守をもつ、ちょっと特別なお城なんです。

レトロで落ち着いた城下町の雰囲気にぴったり寄り添って、旅人の心にすっとしみこむような、そんなお城です。

掛川城ってどんなお城?

掛川城が築かれたのは、戦国時代まっただなかの15世紀後半。

駿河の大名・今川義元の家臣だった朝比奈泰朝によって築かれました。その後、徳川家康の家臣・山内一豊が城主となり、大改修を行います。

この山内一豊さん、奥さんの内助の功で出世したエピソードでも知られていて、夫婦で城を支えた物語はなんともあたたかいんです。

江戸時代には掛川藩の政庁として栄えましたが、明治時代に天守は取り壊されてしまいます。

しかし1994年、全国で初めて「本格木造」によって天守が復元!

その美しさとあたたかみのある佇まいが、今でも多くの人を魅了しています。

観光のポイントはここ!

●木造天守のやさしさにほっこり
外観はもちろん、中に入ると木の香りやぬくもりが感じられる空間に。急な階段や梁の太さ、昔の建築技術の再現にも注目です♪

●天守からの景色にうっとり
最上階からは掛川の城下町が一望できます。街の向こうには茶畑の緑も見えて、静岡らしい景色が広がります。

●御殿も見逃せない!
天守のすぐそばにある「二の丸御殿」は、現存する数少ない大名の居館建築
畳敷きのお部屋に座って、当時の暮らしぶりを想像してみてくださいね。

●散策しながら城下町を感じて
掛川城のまわりは、カフェや和菓子店、レトロなお店が点在。町全体がちょっとした観光エリアになっているので、ぶらぶら歩くのも楽しいですよ♪

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
JR「掛川駅」から徒歩約7分

🚗車の場合
東名高速「掛川IC」から約10分
※周辺に観光駐車場あり(有料・無料あり)

🏯入館料(共通券)
大人 410円/小中学生 150円
※掛川城天守+御殿などを見学可能

🕒営業時間
9:00〜17:00(最終入館 16:30)
年末(12/30〜1/1)は休館

📍住所:静岡県掛川市掛川1138-24

小話:一豊と千代、夫婦で支えた出世城

掛川城といえば、山内一豊とその妻・千代の夫婦愛が語り草です。

一豊が馬を買うために迷っていたとき、千代が自分の嫁入り道具の金を差し出して馬を買わせたという有名なエピソード。

この馬が後の出世につながり、一豊は土佐藩主にまでなったんです。

そんな“夫婦で築いた城”と聞くと、ますます愛着がわいてきますよね♪

周辺の観光スポットもおすすめ♪

●掛川花鳥園
ふわふわのフクロウやペンギンに会える癒し系スポット。お花もいっぱいで、カメラ好きさんにもおすすめ!

●東海道・掛川宿のまち歩き
城下町として栄えた名残を感じられる町並み。レトロな町家カフェや、和スイーツのお店も♪

●資生堂アートハウス
現代アートや建築好きな方にぴったりの美術館。スタイリッシュな空間でひとやすみできます。

●掛川茶の試飲や体験も
お茶どころ静岡らしく、駅周辺には日本茶カフェや茶の蔵がいろいろ。旅の途中でほっとひと息を♪

人気の秘密は「木のぬくもりと人のやさしさ」

【掛川城】が愛される理由は、木造天守のあたたかみと、町全体に流れるゆったりした空気感

歴史にふれながらも、どこか“ほっとする”空間があるんです。

さらに、駅からのアクセスの良さや、街の人の親しみやすさも、リピーターが多い理由のひとつ♪

まとめ:やさしさにふれる、小さなお城旅へ

【掛川城】は、大きくて派手なお城ではないけれど、心にじんわりしみこむようなやさしい魅力があります。

木造天守のあたたかさ、町の人々の笑顔、そして歴史を感じる街の景色。

そんな全部がちょうどいいバランスで混ざっていて、「また来たいな」と思わせてくれるお城です。

ぜひ、静岡旅や東海道のおさんぽコースに、のんびり訪れてみてくださいね♪