
こんにちは♪
今回は新潟県新発田市にある【新発田城】をご紹介します。
「白いお城」と聞いてまず浮かぶのは姫路城かもしれませんが、北国の小京都とも呼ばれるこの新発田にも、白壁が美しいお城があるんです。
現存する櫓や三階櫓の独特な屋根、そして“ちょっと珍しいお城の秘密”も楽しめる、歴史と静けさに包まれた城跡。
お散歩気分で歩けるので、お城初心者さんにもとってもおすすめですよ♪
新発田城ってどんなお城?
新発田城は、戦国時代に新発田重家によって築かれたのが始まりとされています。
江戸時代には溝口家が入城し、以後、明治維新まで250年にわたって新発田藩の中心として続きました。
現在は「新発田城址公園」として整備され、城の一部と櫓、堀などが現存・復元されています。
お堀に映る白い石垣や、木造の建築美、静かな空気感がとっても魅力的なんです。
そして何よりの見どころは…?
観光のポイントはここ!
●三階櫓と“鯱”の謎
天守に代わる役目を果たした三階櫓の屋根には、なんと3匹の鯱が!
通常は偶数なのに、ここでは左右対称を超えて「3つ」。その理由には諸説ありますが、「日本で唯一」なんですよ♪
●表門は現存!
寛文年間(1600年代後半)に建てられた表門は、なんと国の重要文化財に指定されています。しっとりした趣のある門構えで、写真スポットとしても◎。
●復元された辰巳櫓と石垣の美しさ
2004年に復元された辰巳櫓も、白壁と石垣が美しく調和。堀越しに見る姿は、まさに絵になるお城。
●お堀沿いの散策路
季節ごとに花々が咲くお堀沿いの道は、お散歩にもぴったり。春は桜、秋は紅葉、そして新緑もさわやか♪
アクセス・入館料・営業時間
🚃最寄駅:
JR「新発田駅」から徒歩約20分/バスで約10分
🚗車の場合:
日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」から約15分
🏯入館料:
無料(城内は自由見学)※一部展示施設あり
🕒見学時間:
9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:冬季(12月~3月中旬)は一部閉鎖あり
📍住所:新潟県新発田市大手町6-4-16(新発田城址公園内)
小話
ちょっとおもしろいのが、新発田城の三階櫓のすぐ隣に、**自衛隊の駐屯地(陸上自衛隊新発田駐屯地)**があること。
もともと城の跡地を活用しているため、歴史的な建物と現代の施設が、なんとも不思議に共存しています。
三階櫓の一部はその敷地内にあるので、外から眺めるスタイルですが、それもまた新発田城の特徴なんです♪
周辺の観光スポットもあわせて♪
●清水園
城のすぐ近くにある、江戸時代の大名庭園。池泉回遊式の日本庭園で、お抹茶体験もできます。
●新発田市役所(旧庁舎)
洋風と和風が合わさったユニークな建築が見どころ。レトロな雰囲気が写真映えします♪
●月岡温泉(車で20分ほど)
エメラルドグリーンの美肌の湯で有名な温泉地。日帰り入浴も可能なので、観光のしめくくりにぴったり!
●ご当地グルメも♪
新発田といえば、新潟らしいお米・日本酒はもちろん、「しばたあんパン」や「鮭料理」など、地元グルメもおいしいですよ♪
人気の秘密は
新発田城は、豪華絢爛なお城というよりも、丁寧に守られてきた“やさしいお城”といった印象。
人も少なめで、のんびりとした時間が流れているのが、リピーターに愛されている理由かもしれません。
静かな場所で歴史や美しさを味わいたい方には、とてもおすすめです。
まとめ
【新発田城】は、豪華ではないけれど、そこにしかない味わいと歴史があります。
三つの鯱がのる櫓や、鏡のようなお堀の水面、江戸の名残が漂う公園…。
訪れると、どこかホッとするような、そんな空気に包まれる場所です。
北国の旅の途中に、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
「派手じゃないけど、忘れられない」お城になるかもしれませんよ♪