023【新発田城】白壁と三つの鯱が迎える、美しき越後の城

こんにちは♪

今回は新潟県新発田市しばたしにある【新発田城しばたじょう】をご紹介します。

「白いお城」と聞いてまず浮かぶのは姫路城かもしれませんが、北国の小京都とも呼ばれるこの新発田にも、白壁が美しいお城があるんです。

現存する櫓や三階櫓の独特な屋根、そして“ちょっと珍しいお城の秘密”も楽しめる、歴史と静けさに包まれた城跡。

お散歩気分で歩けるので、お城初心者さんにもとってもおすすめですよ♪

新発田城ってどんなお城?

新発田城しばたじょうは、戦国時代に新発田重家しばた しげいえによって築かれたのが始まりとされています。

江戸時代には溝口家みぞぐちけが入城し、以後、明治維新まで250年にわたって新発田藩の中心として続きました。

現在は「新発田城址公園」として整備され、城の一部とやぐら、堀などが現存・復元されています。

お堀に映る白い石垣や、木造の建築美、静かな空気感がとっても魅力的なんです。

そして何よりの見どころは…?

観光のポイントはここ!

●三階櫓と“しゃちほこ”の謎
天守に代わる役目を果たした三階櫓の屋根には、なんと3匹の鯱が!
通常は偶数なのに、ここでは左右対称を超えて「3つ」。その理由には諸説ありますが、「日本で唯一」なんですよ♪

●表門は現存!
寛文年間かんぶんねんかん(1600年代後半)に建てられた表門は、なんと国の重要文化財に指定されています。しっとりした趣のある門構えで、写真スポットとしても◎。

●復元された辰巳櫓と石垣の美しさ
2004年に復元された辰巳櫓たつみやぐらも、白壁と石垣が美しく調和。堀越しに見る姿は、まさに絵になるお城。

●お堀沿いの散策路
季節ごとに花々が咲くお堀沿いの道は、お散歩にもぴったり。春は桜、秋は紅葉、そして新緑もさわやか♪

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
JR「新発田駅」から徒歩約20分/バスで約10分

🚗車の場合
日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」から約15分

🏯入館料
無料(城内は自由見学)※一部展示施設あり

🕒見学時間
9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:冬季(12月~3月中旬)は一部閉鎖あり

📍住所:新潟県新発田市大手町6-4-16(新発田城址公園内)

小話

ちょっとおもしろいのが、新発田城しばたじょうの三階櫓のすぐ隣に、**自衛隊の駐屯地(陸上自衛隊新発田駐屯地)**があること。

もともと城の跡地を活用しているため、歴史的な建物と現代の施設が、なんとも不思議に共存しています。

三階櫓の一部はその敷地内にあるので、外から眺めるスタイルですが、それもまた新発田城の特徴なんです♪

周辺の観光スポットもあわせて♪

清水園しみずえん
城のすぐ近くにある、江戸時代の大名庭園。池泉回遊式の日本庭園で、お抹茶体験もできます。

●新発田市役所(旧庁舎)
洋風と和風が合わさったユニークな建築が見どころ。レトロな雰囲気が写真映えします♪

●月岡温泉(車で20分ほど)
エメラルドグリーンの美肌の湯で有名な温泉地。日帰り入浴も可能なので、観光のしめくくりにぴったり!

●ご当地グルメも♪
新発田といえば、新潟らしいお米・日本酒はもちろん、「しばたあんパン」や「鮭料理」など、地元グルメもおいしいですよ♪

人気の秘密は

新発田城しばたじょうは、豪華絢爛ごうかけんらんなお城というよりも、丁寧に守られてきた“やさしいお城”といった印象。

人も少なめで、のんびりとした時間が流れているのが、リピーターに愛されている理由かもしれません。

静かな場所で歴史や美しさを味わいたい方には、とてもおすすめです。

まとめ

新発田城しばたじょう】は、豪華ではないけれど、そこにしかない味わいと歴史があります。

三つの鯱がのる櫓や、鏡のようなお堀の水面、江戸の名残が漂う公園…。

訪れると、どこかホッとするような、そんな空気に包まれる場所です。

北国の旅の途中に、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

「派手じゃないけど、忘れられない」お城になるかもしれませんよ♪