022【高遠城】桜に包まれる春の名城。歴史と花のまちをのんびり歩く

こんにちは♪

今回は長野県伊那市にある【高遠城たかとおじょう】をご紹介します。

高遠城といえば、なんといっても「日本一の桜の名所」として知られています。

毎年春になると、約1,500本の桜が城跡を埋め尽くし、その光景はまるで桜の雲の中を歩いているよう…。

もちろん、ただのお花見スポットじゃないんです。

武将たちの想いや物語が詰まった歴史深いお城でもあるんですよ。

高遠城ってどんなお城?

高遠城たかとおじょうは戦国時代、武田信玄の家臣・山本勘助によって築かれたとされる山城です。

その後、武田氏の拠点のひとつとして重視され、信濃南部を守る要の城となりました。

天正10年(1582年)、織田信忠の軍勢に攻められ落城…。

このときの高遠城の戦いでは、城主・仁科盛信(武田信玄の五男)が壮絶な最期を遂げたことで知られています。

現在は天守などの建物は残っていませんが、城跡一帯が「高遠城址公園」として整備され、歴史と自然が楽しめるスポットになっています。

観光のポイントはここ!

●桜に包まれる春の絶景
「高遠コヒガンザクラ」と呼ばれるこの地域特有の桜が、公園を一面ピンクに染めます。満開の時期はまるで桃源郷のよう…!

高遠閣たかとおかくと歴史博物館
公園内にある和風建築の資料館。甲冑や武田家ゆかりの展示があり、歴史を学びながら一休みできます。

●太鼓櫓跡・本丸跡
城の中心だった場所からは、公園を見渡すことができます。春はもちろん、紅葉の時期もとてもきれいです。

桜雲橋おううんきょう
公園内にかかる赤い橋。桜のトンネルの中に溶け込むような景観で、記念写真スポットとして大人気♪

アクセス・入場料・営業時間

🚃最寄駅・バス
JR「伊那市駅」からバスで約25分(「高遠駅」下車徒歩約15分)

🚗車の場合
中央道「伊那IC」から約30分(桜まつり時は混雑&交通規制あり)

🌸入園料(桜まつり期間中のみ)
大人 500円/小中学生 250円(通常期は無料)

🕒営業時間(まつり期間中)
8:00〜17:00(夜桜ライトアップ時は21:00まで)

📍住所:長野県伊那市高遠町東高遠

小話

高遠城たかとおじょうの最後の城主は、あの武田信玄の五男・仁科盛信にしな もりのぶ

織田軍に囲まれながらも、最期まで武田の忠義を貫いた若武者として、多くの人に語り継がれています。

高遠城の本丸跡には、今も盛信を偲ぶ石碑がひっそりと建っていて、訪れる人の心を打ちます。

周辺の観光スポットも一緒にどうぞ♪

●高遠町歴史博物館
高遠城や武田家に関する資料が充実。展示の解説もわかりやすくておすすめです。

●高遠焼の窯元めぐり
地元の伝統工芸・高遠焼たかとおやきの工房が点在。やさしい色合いの器たちに癒されます♪

●高遠温泉 さくらの湯
公園の近くにある温泉施設。お花見の後は、ほっと一息つきませんか?

●伊那市のローメン
ちょっとユニークなご当地グルメ。焼きそばともラーメンとも違う…クセになる味です♪

人気の秘密は「桜×歴史×ロマン」

高遠城たかとおじょうが愛される理由は、日本一とも言われる桜の絶景と、戦国時代の切ない歴史のコラボレーション。

お花見で訪れた人も、ふとした瞬間に過去のドラマを感じて、思わず心が動く…そんな場所なんです。

桜が終わったあとも、しっとり落ち着いた雰囲気があって、何度訪れても飽きません。

まとめ

高遠城たかとおじょう】は、戦国の面影とふんわり桜に包まれた、ちょっと特別な場所。

お城巡りが初めての方でも、気軽に楽しめるやさしい空気感が魅力です。

春はもちろん、季節を変えて歩いてみるのも素敵。

心の中までぽかぽかになるような時間を、ぜひ味わいに来てくださいね♪