
こんにちは!
眠くなると、つい目をこすってしまいませんか?
今日は、そんな身近な疑問『なぜ眠いと目をこすってしまうのか』について、わかりやすくお話しします。
朝起きたときや、仕事中にウトウトしてきたとき。気がついたら、目をゴシゴシこすっていた……なんてこと、ありますよね。
目をこすると、なんとなくスッキリする気がします。眠気も少しやわらぐような感じがしますよね。
でも、どうして眠くなると目をこすりたくなるのでしょうか?
実はこれ、単なるクセというわけではないんです。目の状態や、眠気と関係していると考えられています。
今回は、眠くなると目をこすってしまう理由や、こすると気持ちよく感じる理由、目をこするときに気をつけたいことについてお話しします。
眠くなると目をこすってしまうのはなぜ?
眠くなると、自然と目に手が伸びてしまうことがありますよね。
その理由のひとつは、目の乾燥や疲れです。
長い時間スマホを見たり、パソコンで仕事をしたりしていると、まばたきの回数が減り、目が乾きやすくなることがあります。
そこに眠気まで加わると、目の周りに重だるさや違和感を覚えることがあります。すると、無意識に目をこすってしまうことがあるんです。
また、朝起きたばかりのときも同じです。
寝ている間は、起きているときのようにまばたきをしません。そのため、目の周りに目やにがついたり、乾燥によって違和感が出たりすることがあります。
そんなとき、目をこすると少し楽になったように感じるんですね。
ただし、眠気そのものが目をこする直接の原因だと、すべての場合に言い切れるわけではありません。目の乾燥や疲れ、違和感など、いくつかの要因が関係していると考えられます。
目をこすると気持ちいいのはなぜ?
目をこすると、なんだか気持ちいいですよね。
では、どうしてそう感じるのでしょうか?
目の周りには、たくさんの神経があります。目を軽く押さえたり、まぶたの周りに触れたりすると、その刺激によって一時的に気持ちよさやスッキリ感を覚えることがあります。
また、目を閉じることで、光が入らなくなり、目を休ませることにもつながります。
眠いときに目をこすると、気分が少し落ち着いたり、目が覚めたように感じたりするのは、こうしたことも関係しているのかもしれません。
ただ、気持ちいいからといって、強くこするのはおすすめできません。
目の表面はとてもデリケートです。強い刺激を与えると、かえって目を傷つけてしまうことがあるんです。
目をこする習慣には注意が必要!
眠いときについ目をこすってしまう。
そんな何気ない習慣ですが、実は気をつけたいことがあります。
1.目の表面を傷つけることがある
目の表面は、角膜という透明な組織で覆われています。
角膜は外からの刺激を受けやすく、強くこすると傷ついてしまうことがあります。
目にゴミが入ったような感じがしたり、痛みや充血が出たりすることもあるため、ゴシゴシこするのは避けたいところです。
2.目の炎症につながることがある
目がかゆいときや、目の周りに違和感があるときは、つい手で触りたくなりますよね。
でも、手には目に見えない汚れや細菌などが付着していることがあります。
汚れた手で目に触れると、目に刺激を与えたり、細菌などが付着したりする可能性があります。
目がかゆいときも、できるだけこすらず、原因に合わせて対処することが大切です。
3.目の周りの皮膚にも負担がかかる
目の周りの皮膚は、顔のほかの部分に比べて薄く、デリケートです。
何度もゴシゴシこすっていると、肌に負担がかかってしまいます。
目の周りが赤くなったり、刺激によって肌荒れを起こしたりすることもあります。
年齢を重ねると、肌の乾燥が気になる方も増えてきますよね。目の周りをいたわるためにも、なるべく摩擦を避けたいところです。
4.角膜の病気との関係も指摘されている
目を強くこする習慣は、円錐角膜という病気とも関係があるとされています。
円錐角膜は、角膜が薄くなり、前方に突出していく病気です。進行すると、視力に影響が出ることがあります。
目をこすることが、円錐角膜の発症や進行に関係する可能性が指摘されています。
もちろん、目をこすったからといって、必ずこの病気になるわけではありません。
ただ、目を守るためにも、強くこする習慣はできるだけ減らしていきたいですね。
眠いときに目をこすりたくなったら、どうすればいい?
目をこするのは避けたいけれど、眠いときや目が疲れたときには、どうすればいいのでしょうか?
日常生活の中で取り入れやすい方法を紹介します。
1.いったん目を閉じてみる
目が重いな、疲れたなと感じたら、まずは目を閉じてみましょう。
ほんの少しの時間でも、画面や光から離れて目を休ませるきっかけになります。
仕事中なら、無理に画面を見続けず、短い休憩を挟んでみてください。
2.意識してまばたきをする
スマホやパソコンに集中していると、まばたきが少なくなりがちです。
目が乾いているように感じたら、ゆっくりまばたきをしてみましょう。
目の表面に涙が行き渡るのを助け、乾燥による不快感をやわらげることにつながります。
3.目の周りを温める
目の疲れが気になるときは、温かいタオルなどで目の周りをやさしく温める方法もあります。
心地よい温かさでリラックスしながら、目を休める時間をつくってみましょう。
ただし、熱すぎるタオルを使ったり、目を強く押さえたりするのは避けてください。
4.睡眠をしっかりとる
眠いときに目をこすってしまうなら、そもそも睡眠が足りているか、振り返ってみるのも大切です。
睡眠不足が続くと、日中の眠気につながります。
夜更かしが続いている方は、少し早めに寝る日をつくってみてはいかがでしょうか。
それでも目の乾燥やかゆみが続く場合、あるいは痛みや見え方の変化がある場合は、無理をせず眼科で相談してください。
📚おすすめ書籍
『眼科専門医が教える最新知識 スマホ時代の「眼」メンテナンス』(著:栗原大智)
目の疲れや乾燥が気になる方におすすめの一冊です。
スマートフォンやパソコンを使う機会が多い現代では、目の健康を守る知識が欠かせません。
目の仕組みや日頃のケアについて学べば、スマートフォンやパソコンを使うときの習慣を見直すきっかけにもなります。
大切な目を長く健康に保つために、日頃のケアに役立つ知識を身につけてみてはいかがでしょうか。
まとめ:眠いときこそ、目をやさしくいたわろう
眠くなると、つい目をこすってしまう。
誰にでも起こりそうな、ごく自然な行動ですよね。
目の乾燥や疲れ、違和感などが関係していることもあり、こすると一時的にスッキリしたように感じることがあります。
でも、強くこすってしまうと、目の表面を傷つけたり、炎症につながったりする可能性があります。
眠いときや目が疲れたときは、ゴシゴシこする代わりに、目を閉じて休ませたり、意識してまばたきをしたりしてみましょう。
毎日何気なく使っている目。これからも大切にしていきたいですね。
次に眠くなって目をこすりたくなったら、ちょっとだけ思い出してみてください。
「こする前に、まずは目を休ませてみよう」と。
そんな小さな心がけが、目をいたわる第一歩になるかもしれません。
それでは、また次回!