
1月10日といえば十日戎です。
今年も妻と一緒に今宮戎神社へ行きました。
もう何年も続いている、わが家の恒例行事です。
古い笹を納め、新しい笹を授かります。
お参りをして、福娘さんに吉兆をつけてもらいます。
境内では「商売繁盛、笹持ってこい」の掛け声と音楽が流れます。
この空気に包まれると、「よし、今年もやろう」と気持ちが切り替わります。
参拝を終えて帰る頃には、背中が少し伸びています。
今年は小判と米俵をつけてもらいました。
欲張りすぎず、でも前は向く。
そのくらいがちょうどいいですね。
今回は、今宮戎神社の十日戎について、歴史と吉兆を中心に紹介します。
えべっさんって、どんな神様?

今宮戎神社は大阪市浪速区にあります。
ここで祀られているのが、えべっさんです。
正式な名前は事代主命。
日本神話に登場する神様です。
商売繁盛の神様として知られていますが、実際はもっと生活に近い存在。
働くこと。
稼ぐこと。
家族を支えること。
その全部を見守ってくれる神様だと感じます。
今宮戎神社は、かなり昔から人が集まる場所でした。
大阪が商いの街として広がる前から信仰されています。
えべっさんの特徴は、なんといっても笑顔。
厳しく叱る神様ではありません。
失敗しても、「また来年やな」と思わせてくれます。
だからこそ、長く愛され続けてきました。
商売人だけでなく、会社員や家族連れが多いのも納得です。
十日戎は、なぜ毎年行きたくなる?

十日戎は、毎年1月9日から11日まで行われます。
9日は宵戎、10日は本戎、11日は残り福。
中でも10日は特に人が集まります。
大阪では「商売人の正月」と呼ばれることもあります。
一年の始まりに、えべっさんへ挨拶をする文化です。
笹を授かる理由も分かりやすいですね。
笹は、まっすぐ伸びて折れにくい植物。
成長や繁栄の象徴とされます。
そこに吉兆をつけることで、願いが形になります。
古い笹を納めるのは、一年間守ってもらった感謝。
そして新しい笹で、また一年を始めます。
この区切りがあるから、気持ちも切り替わります。
参拝を終えると、「今年も頑張ろう」と思える。
それが十日戎です。
福娘と吉兆、この時間が大切

十日戎といえば福娘。
着物姿で、にこやかに迎えてくれます。
境内のにぎやかな空気の中で、その笑顔にほっとします。
福娘さんは、ただ吉兆をつける人ではありません。
福を分ける役目です。
そのやり取りそのものが、十日戎の記憶になります。
吉兆には、それぞれ意味があります。
今年は何を選ぶか。
去年はどうだったか。
自然と会話が生まれます。
わが家も毎年、相談しながら決めています。
今年は小判と米俵。
商売も暮らしも、まずは安定です。
来年は一つでも多く付けたいですね。
そう思えるのも、毎年通っているからです。
よく見かける吉兆

十日戎で授かれる、代表的な吉兆を並べます。意味を知っておくと選びやすくなります。
- 小判:金運や成果を願うもの
- 米俵:食べ物に困らない、生活安定の象徴
- 鯛:めでたいの定番。物事がうまく進みます
- 熊手:福やご縁をかき集める道具
- 宝船:幸運がまとめてやってくる象徴
- 打ち出の小槌:運を広げたい人向け
- 福財布:お金の巡りを良くするとされます
まとめ|今年も頑張ろうと思える場所

今宮戎神社の十日戎は、気合を入れる行事というより、背筋を正す行事。
派手ではありませんが、終わったあとは前を向けます。
「商売繁盛、笹持ってこい」
という声を聞きながら笹を持ち帰ると、自然と気持ちが切り替わります。
今年もやることは山ほどあります。
でも、まずは一歩。
来年は吉兆を一つでも多く付けられるように、また一年を積み重ねます。
来年も、きっと同じ日にここへ来ます。