049【月山富田城】戦国の風が吹く、名将の山城跡へ

こんにちは♪

今回訪ねたのは、島根県安来市にある【月山富田城】。

読み方は「がっさんとだじょう」。名前からしてちょっとかっこいいですよね!

このお城は、戦国時代に中国地方で勢力を誇った尼子氏の居城。

山の上に築かれた“山城”として有名で、登っていく途中にも遺構が点在していて、歴史好きにはたまらないスポットなんです。

体力にちょっぴり自信がある方、自然の中を歩きたい方にはとってもおすすめですよ♪

月山富田城ってどんなお城?

【月山富田城】は、室町時代中期ごろに築かれたといわれています。

特に戦国時代には、出雲国を拠点に中国地方に勢力を広げた尼子氏の本拠として発展しました。

最盛期には、なんと5重もの防御ラインを持ち、「難攻不落の名城」として名をはせたんです。

その後、毛利元就の攻撃によって落城。その後は堀尾氏や京極氏が居城としました。

現在は天守などの建物は残っていませんが、石垣や曲輪(くるわ)、堀切などの遺構が数多く残されていて、往時の姿がしのばれます。

観光の見どころポイント

●山頂の本丸跡からの絶景
山を登ると、そこには本丸跡が広がっています。
周囲の山々や中海を見渡すことができて、当時の城主たちがどんな景色を見ていたのか…なんて思いをはせるのも楽しい時間です。

●花ノ壇や三の丸跡などの曲輪群
山全体に曲輪が点在していて、どこを歩いても歴史のにおいが漂っています。
歩くたびに「ここで誰が何を思っていたんだろう」なんて想像が広がります♪

●安来市立歴史資料館・月山富田城跡ガイダンス施設
登城前にぜひ立ち寄っておきたいのがここ。
月山富田城の歴史や尼子氏の人物像などが、わかりやすく展示されています。

アクセス・入場情報

🚃最寄駅:JR「安来駅」からイエローバス「月山入口」下車(約30分)
そこから徒歩で山道を登ります(登頂までは40〜60分ほど)

🏯入場料:城跡は自由に見学可(資料館は大人330円)

🕒資料館営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
※月曜・祝日の翌日休館、年末年始も休館あり

📍所在地:島根県安来市広瀬町富田

小話:戦国最強の尼子十勇士

月山富田城といえば、「尼子十勇士」という存在も見逃せません。

これは、尼子氏に仕えた10人の精鋭たちのことで、中には剣豪として名をはせた**山中鹿之介(しかのすけ)**の姿も。

「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」という名言で知られる山中鹿之介の忠義は、今も語り継がれる伝説です。

山中鹿之介の像やゆかりの地も、城跡のあちこちで見つけることができますよ♪

周辺の観光スポット

●清水寺(きよみずでら)
山の中腹にある立派なお寺で、広い境内や風情ある参道が魅力。紅葉の季節は特におすすめです。

●足立美術館
世界的に評価の高い日本庭園と、横山大観をはじめとする近代日本画の名品がずらり。
お城とはまた違った「静」の美しさを味わえます♪

●広瀬絣センター
地元の伝統工芸「広瀬絣(ひろせがすり)」にふれられる体験施設。
機織り体験やお土産探しにも◎。

人気の秘密は“戦国ロマン×自然の冒険”

月山富田城のいちばんの魅力は、戦国時代の激動を肌で感じられること

歴史好きにはたまらない“リアルな遺構”が山中にたくさん残っているんです。

そして何より、自然の中を歩きながらの登城体験は、まるでタイムスリップしているような気分になります。

春は桜、秋は紅葉と、季節の表情も豊かですよ♪

まとめ:自然と歴史に包まれて、心がほどける山城旅

【月山富田城】は、登って感じる山城ならではの“手ごたえ”と、そこに宿る戦国時代のロマンがたっぷり詰まった場所です。

一歩一歩を踏みしめながら、尼子氏の夢や野望、そして山中鹿之介の志に思いをはせる。

そんな静かで深い時間が流れます。

歩きやすい靴と飲み物をお忘れなく。

登りきった先には、きっと忘れられない風景が待っていますよ♪