019【松代城】真田の城下町にたたずむ、静かな美しさの戦国城跡

こんにちは♪

今回は長野県長野市にある【松代城まつしろじょう】をご紹介します。

真田家ゆかりのお城として知られ、城下町とセットで楽しめる落ち着いた観光地。

「歴史が好き」「お城が好き」「静かな町を歩きたい」そんな人にはとってもおすすめのスポットです。

観光地らしいにぎわいというよりは、しっとりとした風情と“本物の歴史”に触れる時間を味わえる、そんなお城ですよ♪

松代城ってどんなお城?

松代城まつしろじょうは、もともとは「海津城かいづじょう」と呼ばれ、戦国時代に武田信玄が築いたお城。

川中島の戦いでは、上杉謙信との最前線の拠点として使われた、戦略的にもとても重要なお城でした。

江戸時代に入り、真田信之さなだ のぶゆき信州松代藩しんしゅうまつしろはんの初代藩主として入城し、以後は真田家の居城として幕末まで続きます。

ちなみに、あの「真田幸村さなだゆきむら」は信之の弟なんですよ♪

現在は城跡として整備され、復元された門や石垣、土塁が美しく、国の史跡にも指定されています。

観光のポイントはここ!

●太鼓門と橋
復元された正面の太鼓門とその前にかかる赤い橋(太鼓門前橋)は、写真スポットとしても大人気。背景に山々が見える風景がとても絵になります♪

●本丸跡と石垣・水堀
静かで広々とした本丸跡には芝生が敷かれており、石垣や堀の曲線が美しく、春には桜がふんわりと咲き誇ります。

●旧城下町のたたずまい
お城のすぐ近くには、武家屋敷や藩校など歴史的建造物が点在していて、まるでタイムスリップしたかのような街歩きが楽しめます。

●松代城跡公園
地元の方にも愛されている公園として整備されており、のんびりお散歩したり、ベンチで本を読んだり、そんな過ごし方にもぴったり。

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
長野電鉄「松代駅」から徒歩約10分(※現在はバス利用が一般的)
または、JR長野駅からバスで約30分「松代駅」下車すぐ

🏯入場料
無料(城跡公園として自由に散策できます)

🕒営業時間
常時開放(夜間照明なし/夜間の散策は安全にご注意を)

📍住所:長野県長野市松代町松代44

小話:信玄が見据えた“北の防衛線”

武田信玄が松代城まつしろじょう海津城かいづじょう)を築いたのは、上杉謙信との激戦「川中島の戦い」のためでした。

この城を拠点にして善光寺平ぜんこうじだいらを見渡し、信玄は何度も上杉との戦に臨んだといわれています。

現在もお城の周辺には当時の古戦場跡(八幡原史跡公園)もあり、まさに歴史の舞台のど真ん中。

戦の息づかいが感じられる場所って、ちょっとロマンがありますよね♪

周辺の観光スポットもいろいろ♪

●真田宝物館
松代城まつしろじょうのすぐ近くにある資料館。甲冑かっちゅうや古文書、真田家に伝わる貴重な品々が展示されていて、真田ファンにはたまりません!

●文武学校(藩校跡)
江戸時代の武士の学び舎。建物も雰囲気があって見ごたえあり。礼儀や学問を大切にする、真田家らしさが感じられます。

●松代温泉
日帰り温泉施設も充実。観光のあとのひとっ風呂でリフレッシュできちゃいます♪

●城下町さんぽ
味噌屋さんやお蕎麦屋さん、古民家カフェなど、散策が楽しいエリアが点在。ゆったりと時間を過ごせます。

人気の秘密は「真田の歴史」と「静けさの心地よさ」

松代城まつしろじょうの魅力は、何といっても“リアルな歴史を感じられる”空気感。

ガイドブックには派手に載っていないけれど、知る人ぞ知るお城好きの聖地です。

観光地としての混雑は少なく、落ち着いて歩けるのも人気の理由。

真田ファンや歴史ドラマ好きにはもちろん、初めてのお城めぐりにもぴったりですよ♪

まとめ:歴史と自然が静かに調和する、おだやかな城跡

松代城まつしろじょう】は、派手さよりも“深み”が魅力の戦国城跡。

美しい石垣や水堀に映る空、武士たちが歩いた道をたどるような散策は、きっと心をやさしくしてくれます。

真田家の風を感じながら、静かな時間を過ごしてみませんか?