013【鉢形城】荒川と共に生きた、関東の名城でのんびり歴史散歩

こんにちは♪

今回は、埼玉県寄居町にある山と川に囲まれた戦国のお城【鉢形城はちがたじょう】をご紹介します。

鉢形城はちがたじょうは、戦国時代に関東を支配した名将・北条氏の名城のひとつ。

雄大な荒川あらかわと、自然の地形を活かしたその構造は「守りの名城」として名高く、日本100名城にも選ばれています。

現在は城跡公園じょうせきこうえんとして整備されていて、四季折々の自然と石垣・土塁どるいがのびのびと広がる、お散歩にもぴったりな歴史スポットなんです♪

歴史も自然もゆるっと味わいたいあなたに、おすすめですよ。

鉢形城ってどんなお城?

鉢形城はちがたじょうは、戦国時代の武将・長尾景春ながお かげはるが築き、その後、あの有名な北条氏邦ほうじょう うじくにが大改修を行って本格的な山城に仕上げました。

荒川と深沢川ふかさわがわに挟まれた天然の要害を生かした堅城で、なんとあの豊臣秀吉の軍勢を3か月も食い止めたという記録も。

そのくらい強固なお城だったんです。

現在は、土塁や堀、石垣の一部、曲輪くるわなどが復元・整備されていて、自然のなかを歩きながら、戦国時代の空気をたっぷり味わえる場所になっています。

観光のポイントはここ!

三の曲輪さんのくるわエリア
広々とした芝生と復元された門や土塁のコントラストが美しく、のんびりお散歩にもぴったり。

鉢形城はちがたじょう歴史館
お城の歴史や北条氏の活躍が分かる展示がたくさん。ARや映像でお城の姿を楽しく学べます♪

●深沢川と荒川の眺め
お城を囲む川の流れはとっても清らかで、春は桜、秋は紅葉の名所でもあります。お城の防御を支えた自然の力を体感してみて♪

●復元された石垣と門
復元された高麗門こうらいもんなど、往時の雰囲気が感じられるスポットも。写真映えもばっちりです◎

アクセス・入館料・営業時間

🚃最寄駅
東武東上線・秩父鉄道「寄居駅」から徒歩約15分

🏯入館料
鉢形城跡は見学自由(無料)
鉢形城歴史館は
大人:200円/小・中学生:100円

🕒営業時間(鉢形城歴史館)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
※月曜日休館(祝日の場合は翌平日)

📍住所:埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496-2

小話

鉢形城はちがたじょうの有名なエピソードのひとつが、豊臣秀吉による小田原征伐おだわらせいばつのときのこと。

1590年、北条氏の支城だった鉢形城はちがたじょうは、前田利家まえだとしいえ上杉景勝うえすぎかげかつら3万の大軍に包囲されます。

でも、たった数千の兵で3か月も粘ったんです!

最終的には降伏しましたが、その粘り強さは今でも語り草に。

そんな歴史を思いながら歩くと、土塁や堀の一つひとつが、まるで物語を語りかけてくれるようですよ。

周辺の観光スポットもおすすめ♪

●川の博物館(かわはく)
荒川と水のしくみを学べるミュージアム。大きな水車や展示が楽しくて、ファミリーにも人気♪

●寄居町中心街の古民家カフェ
古き良き町並みに溶け込む落ち着いたカフェで、ゆっくり休憩も◎

風布ふうぷにじます釣り場
自然の中でのびのび釣り体験♪手ぶらでもOKです。

●城山桜まつり(春)
春には桜が城跡を彩り、のんびりしたお花見にぴったり。地元の屋台なども並び、にぎやかになりますよ♪

人気の秘密は

鉢形城はちがたじょうが人気の理由は、戦国のお城らしい堅牢けんろうなつくりと、自然と一体になった景観けいかんの美しさ。

山城やましろ」と「川の守り」を組み合わせた珍しい形で、まるで自然の要塞みたい!

観光地化されすぎていないので、静かな時間を過ごしたい方や、歴史×自然を体感したい方にとってもおすすめです。

まとめ

鉢形城はちがたじょう】は、戦国時代のリアルを感じさせてくれる、関東の“知る人ぞ知る名城”。

華やかなお城とは違って、土や石、川の音とともに過ごす静かな時間が、

「あぁ、ここで人が生き、戦い、守ったんだなあ」

と心にしみてきます。

ちょっとしたハイキング気分で歩けるお城跡は、四季を感じる散策にもぴったり。

ぜひ、お弁当を持ってのんびりと、歴史さんぽしてみてくださいね♪