053【猪突猛進】一直線に突き進むエネルギー

こんにちは!

今回のテーマは、一度目標を定めたら一直線!

周りが見えなくなるほど真っすぐ突き進む姿を表す四字熟語「猪突猛進ちょとつもうしん」です。

「これだ!」と決めたら全力で走り出す。

良くも悪くもブレーキが効かない。

そんな人、あなたの周りにもいませんか?

あるいは…あなた自身がそうかもしれませんね(笑)

「猪突猛進」の意味とは?

「猪突猛進」とは、イノシシのようにただ前だけを見て、猛スピードで突き進むことを意味します。

ここでの「いのしし」は、まさに一直線に走る動物の象徴

「猛進」は「激しく進む」という意味で、合わせて「周囲を顧みずに突き進むこと」を表します。

つまり、考えなしに突っ走る様子を表すことが多く、ときには「冷静さが足りない」というニュアンスも含まれます。

猪突猛進のたとえ話

高校生のユウタくんは、「将来はラーメン屋になる!」と突然決意。

翌日にはバイト先に「辞めます!」と宣言し、なんとラーメン修行を始めるために、地元の人気ラーメン店に飛び込みでお願いに行きました。

両親や先生からは「もう少し考えなさい」と止められましたが、本人は全く耳を貸さず…。

それから3ヶ月、彼は店で汗まみれになりながらも必死に働き、ラーメンの魅力を肌で学びました。

先生は後にこう言いました。

「ユウタは本当に猪突猛進なやつだったけど、そのエネルギーは本物だったよ。」

起源・由来はどこから?

「猪突猛進」は、日本で作られた四字熟語で、古典中国文学に原文は見られません。

ただし、「猪突ちょとつ」という言葉自体は古くからあり、「イノシシが真っすぐ突進すること」を意味していました。

それに「猛進もうしん」という言葉が加わり、「勢いよく突き進む様子」をより強調した形が「猪突猛進」です。

ちなみに、干支の「いのしし」の年になると、この四字熟語が話題になることもありますね!

まとめ

「猪突猛進」は、良くも悪くも一直線なエネルギーを表します。

冷静さを欠いてしまうこともありますが、「やると決めたらすぐ動ける」という行動力は、現代ではとても貴重な資質。

大事なのは、突き進む前にちょっと立ち止まって、方向を確かめること

それができれば、あなたの「猪突猛進」は「成功への加速力」に変わります!

次回は、また違った視点で、日常に活かせる四字熟語をご紹介します。

ことばの力で、自分らしさをもっと輝かせましょう✨