026【勇猛果敢】恐れず突き進むその姿に心が動く

こんにちは!

今日ご紹介する四字熟語は「勇猛果敢ゆうもうかかん」です。

何か新しいことに挑戦したい。でも失敗が怖い。

そんなとき、心を奮い立たせてくれる言葉ってありますよね。

「勇猛果敢」は、まさにそんなときにぴったりの言葉です。

今回は、「勇猛果敢」の意味や起源、そしてイメージしやすいたとえ話を交えてご紹介します。

勇猛果敢の意味

勇猛果敢ゆうもうかかん」とは――

勇ましく、決断力にあふれ、恐れずに果敢に行動するさま を表す四字熟語です。

  • 「勇猛」は、非常に勇ましいこと。
  • 「果敢」は、思い切って物事をやること、決断力があること。

つまり、

「ちょっとやってみようかな」ではなく、「やるしかない!絶対やり遂げる!」

と覚悟を決めて行動するような、強い意志と行動力を感じさせる言葉です。

たとえ話

中学2年の春。

地方から引っ越してきたリクは、新しい学校でなかなか友達ができずにいた。

運動会が近づくある日、クラス対抗リレーの選手がケガをして出られなくなった。

「代わりに走れる人、いないかな…」

沈黙が流れる教室。誰も手を挙げない。

そんな中、リクが静かに手を挙げた。

「…僕、やります」

リクは陸上経験もない。でも、自分を変えるチャンスだと思った。

その日から毎朝学校のグラウンドを走り、放課後も一人でタイムを計り続けた。

そして本番。

バトンを受け取ったリクは、全力で走った。結果は2位。だけど、誰よりも光って見えた。

クラスメイトの一人がつぶやいた。

「アイツ、勇猛果敢ゆうもうかかんだな…」

リクの一歩は、クラスの空気を変えた。

次の日から彼に話しかける子が増えていた。

起源・由来

勇猛果敢ゆうもうかかん」は、中国の古典『後漢書ごかんじょ』にその原型が登場するとされています。

特に武将たちの勇ましい戦いぶりを表すときに用いられた言葉です。

戦場で命をかけて突き進む――そんな覚悟と行動力を象徴する表現として使われていました。

使い方の例

  • 彼の勇猛果敢ゆうもうかかんな行動が、チームの士気を上げた。
  • 起業家には勇猛果敢ゆうもうかかんな決断力が求められる。
  • 新たな分野に挑むその姿は、まさに勇猛果敢ゆうもうかかんそのものだった。

おわりに

勇猛果敢ゆうもうかかん」は、ただ勇気があるだけではありません。

恐れを乗り越え、自分の意思で前に進む姿を表す言葉です。

私たちの日常にも、「ちょっと怖いけど、やってみようかな」と思う瞬間はたくさんあります。

そんなとき、「勇猛果敢」の精神で一歩踏み出せたら、きっと景色が変わるはず。

次に挑戦するとき、思い出してみてくださいね!