
みなさんは、何かが勢いよく進んで、もう誰にも止められない!
そんな場面に出くわしたことはありませんか?
例えば、スポーツの試合で一度波に乗ったチームが連続得点を決めたり、ある会社が革新的な製品を発表し、瞬く間に市場を席巻したりするような状況です。
そんな「勢いが止まらない!」様子を表す四字熟語が 「破竹之勢」 です。
今日は、この言葉の意味や起源、そしてわかりやすいたとえ話を交えてご紹介します。
「破竹之勢」の意味
「破竹之勢」とは、竹を割るとき、最初に刃を入れるとスパッと割れ、その後は勢いよく一気に割れていく様子 から、「ものすごい勢いで進み、とどまることを知らない状態」を表す言葉です。
特に、戦いや競争などで一度流れに乗ると、もう誰にも止められないような状況に使われます。
「破竹之勢」の起源
この言葉の由来は、中国の「晋書」という歴史書に登場します。
西晋という国の時代、将軍 杜預 は、敵国・呉を攻める軍を率いていました。
杜預の軍は勢いに乗り、次々と呉の城を落としていきます。
その様子を見た彼は、
「竹を割るように、一度割れ目ができれば、あとは簡単に割れていくようなものだ」
と言いました。
これが「破竹之勢」という言葉の元になったのです。
「破竹之勢」のたとえ話
たとえ話①:高校バスケチームの快進撃
ある高校のバスケットボールチームは、初戦で苦戦しながらも勝利を収めました。
その勝利が自信となり、次の試合ではチームワークがさらに向上。
気がつけば、ライバル校を次々と倒し、ついに決勝戦まで進んでいました。
もう誰にも止められないほどの勢いです。まさに 「破竹之勢」 のような快進撃!
たとえ話②:新商品が爆発的ヒット
ある企業が新しいスマートフォンを発売しました。
最初は口コミからじわじわと広まりましたが、一度評判が広がると、注文が殺到!
テレビやネットでも話題になり、あっという間に業界トップシェアを獲得しました。
まさに 「破竹之勢」 のような勢いで成功を収めたのです。
まとめ
「破竹之勢」とは、一度勢いに乗ると、誰にも止められないほど突き進む様子 を表す四字熟語です。
スポーツやビジネス、歴史的な出来事など、さまざまな場面で使われます。
もしあなたが何かに挑戦していて、最初の壁を乗り越えたなら、その勢いを大切にしてください。
一度流れに乗れば、「破竹之勢」のように、どんどん前に進めるかもしれませんよ!