006【不撓不屈】どんな困難にも負けない心

こんにちは!

今日は不撓不屈ふとうふくつという四字熟語について、わかりやすくお話しします。
この言葉、どこかで聞いたことはありますか?

「どんな逆境にも負けず、強い意志で立ち向かうこと」──そんな意味を持つ言葉です。

まさに、スポーツ選手や偉人たちが歩んできた道を表すような言葉ですね。

では、「不撓不屈ふとうふくつ」がどんな意味なのか、たとえ話を交えて解説していきます!

たとえ話

小学生のタケルは、サッカーが大好きでした。

ところが、運動が得意なわけではなく、試合に出てもなかなか活躍できません。

周りの友達からも「下手だなぁ」とからかわれることもありました。

それでもタケルは諦めませんでした。

毎日、学校が終わったら公園で自主練習。

ドリブル、シュート、パスの練習を繰り返しました。

何度も転び、膝をすりむいても、タケルは「うまくなるまでは絶対にやめない」と心に決めていました。

そして1年後、タケルはチームのレギュラーに選ばれました。

試合では見事なシュートを決め、仲間たちに祝福されます。

かつてタケルをバカにしていた友達も、「すごいな、諦めなかったからだね」と驚きました。

まさにタケルの姿は、「不撓不屈ふとうふくつ」。

どんなに困難な状況でも、決して挫けずに努力し続けることが大切なのです。

「不撓不屈」の意味と由来

不撓不屈ふとうふくつ」は、

  • 不撓(ふとう)……決してくじけないこと

  • 不屈(ふくつ)……決して屈しないこと

を組み合わせた言葉です。

つまり、「どんな困難にも負けず、最後までやり抜く強い精神」を表しています。

この言葉の起源は、中国の古典『漢書かんじょ』にあります。

『漢書』の中に、「剛毅不撓ごうきふとう」という言葉が出てきます。

これは「強い意志を持ち、困難に負けない」という意味で、のちに「不撓不屈ふとうふくつ」という四字熟語として定着しました。

まとめ

不撓不屈」ふとうふくつは、どんな苦境に立たされても、最後まで諦めない心の強さを表す言葉です。

タケルのように、失敗や困難があっても「絶対にやめない!」という気持ちがあれば、道は開けるもの。

みなさんも、目標に向かって不撓不屈ふとうふくつの精神で進んでいきましょう!

それでは、また次回の四字熟語解説でお会いしましょう!