
こんにちは、ことわざブログへようこそ!
みなさんは、なにか「これが好き!」って胸を張って言えるもの、ありますか?
「絵を描くのが好き」
「ギターを弾くのが楽しい」
「ゲーム作りにハマってる」
──そんな“好き”が、いつの間にか上達に変わっていること、ありませんか?
今回は、そんなあなたの背中をそっと押してくれる言葉を紹介します。
好きこそ物の上手なれ
このことわざの意味は、
「好きなことは自然と熱心に取り組むため、上達も早い」
ということ。
つまり、「好き」は何よりの才能!
努力しようと思わなくても、楽しいから続けられる → 結果、うまくなるという流れです。
ストーリーで理解しよう!
アヤは小さい頃からゲームのキャラクターが大好き。
お気に入りのキャラをまねして、毎日ノートに絵を描いていました。
最初はうまく描けなくても、好きだからやめられない。
中学、高校と描き続け、SNSに投稿するうちにフォロワーも増え、ついにはイラストの仕事依頼がくるように!
「好きってすごい力だな」
そう笑うアヤの姿は、「好きこそ物の上手なれ」をそのまま体現しています。
起源や背景
このことわざの出典は、はっきりとした文献には残っていないものの、江戸時代頃から庶民の間で広まっていた言葉とされています。
仏教や儒教の影響で、「努力」や「修練」が重んじられていた時代。
その中で、「好きなことに向き合う姿勢」も立派な成長の原動力と考えられていたのです。
今でも似たような表現はたくさんありますね。
- 「情熱は努力に勝る」
- 「やらされるより、自分からやるほうが伸びる」
- 英語では “Passion is the genesis of genius.”(情熱は天才の始まり)とも。
◆ 現代でどう使う?
- 「彼、独学でギター覚えたんだって。好きこそ物の上手なれだね」
- 「プログラミング、苦手だけど楽しい!好きこそ物の上手なれって本当だな」
- 「あの子、料理がどんどん上手くなってる。まさに好きこそ物の上手なれだね」
“努力してるつもりはないのに、気がついたら上手くなってた”
そんなときにぴったりの表現です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ことわざ | 好きこそ物の上手なれ |
| 意味 | 好きなことには自然と熱中できるため、上達もしやすい |
| 使いどころ | 誰かの成長を褒めたいとき、自分の「好き」を肯定したいとき |
| 類義語 | 習うより慣れよ、継続は力なり、好きは最強の武器 |
◆ 最後にひとこと
「好きだけじゃ食べていけない」とか「好きなことじゃなく、得意なことを仕事にしろ」とか、そんな言葉を聞くこともあるかもしれません。
でも、“好き”は何よりも大きなエンジン。
得意じゃなくてもいい。最初は下手でもいい。
でも、やめられないほど好きなら、いつかきっと“上手”になれる。
だから、堂々と「これが好き!」って言っていいんです。
「好きこそ物の上手なれ」
──あなたの“好き”が育つ過程を、じっくり楽しんでくださいね。

