
何かを頑張って手に入れたとき。
思いがけずうれしい知らせが届いたとき。
その瞬間、心がふわっと軽くなって、思わず笑顔になってしまう。
そんな「うれしさが身体にあふれ出す瞬間」って、ありますよね。
今回は、そんな気持ちをぴったり表現してくれる四字熟語をご紹介します!
欣喜雀躍とは?
**「欣喜雀躍」**とは、
非常に喜んで、飛び上がるように大はしゃぎすること
を意味します。
「欣喜」は“心からうれしく思うこと”。
「雀躍」は“雀(すずめ)がピョンピョン跳ねるように小躍りすること”。
つまり、心の底から喜びがあふれて、体までウキウキ動き出すような状態を表します。
めちゃくちゃうれしい!という時にぴったりですね。
たとえ話でわかる「欣喜雀躍」
小学4年生のカナちゃんは、絵を描くのが大好き。
でも、いつもクラスでは目立たず、おとなしい女の子でした。
ある日、学校で「市の絵画コンクール」に出す作品をみんなで描くことに。
カナちゃんは、こっそり放課後まで残って、自分なりに一生懸命描き続けました。
そして数週間後──
なんと、カナちゃんの絵が「市長賞」を受賞したのです!
表彰式の日、名前を呼ばれた瞬間、カナちゃんの目には涙。
でもその足元では、思わずピョンっと飛び跳ねていました。
それを見た先生が言いました。
「これぞ、欣喜雀躍だね」
欣喜雀躍の起源
「欣喜雀躍」は、中国の古典に由来する表現です。
「欣(きん)」=よろこぶ
「喜(き)」=うれしい
「雀躍(じゃくやく)」=スズメが喜んで飛び跳ねること
つまり、**“スズメのように嬉しさのあまり飛び跳ねる”**という、とても生き生きした表現として昔から使われてきました。
現代での使い方
合格通知を受け取って「欣喜雀躍した」
推しのライブチケットが当選して「欣喜雀躍」
長年のプロジェクトが成功し、チーム全員が「欣喜雀躍」
といったように、うれしさが爆発するような場面で使います。
フォーマルな言葉なので、スピーチや文章、感想文でも映えます!
まとめ:喜びは、素直に跳ねてもいい
「欣喜雀躍」は、うれしすぎて飛び跳ねちゃうような気持ちを表す、とっても明るく前向きな四字熟語。
感情を抑えるのも大事なときはありますが、「うれしい!」って気持ちは、素直にピョンっと出していいんです。
人生には、思わず心が跳ねるような瞬間がちゃんとやってくる。
その一瞬一瞬を、大切に喜んでいきましょう。