こんにちは!
今回は、挑戦するすべての人にエールを送る四字熟語――
**「果敢奮闘(かかんふんとう)」**をご紹介します。
「自信はないけど、やってみたい」
「できるかどうかわからないけど、挑戦したい」
そんな思いを抱いたときに、背中をそっと押してくれるのがこの言葉。
恐れず立ち向かう、その勇気と努力を表す四字熟語です。
果敢奮闘とは?
「果敢奮闘」とは――
決断力をもって、勇ましく全力で物事に立ち向かうことを意味します。
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果敢(かかん):思い切って物事にあたる、勇気ある態度
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奮闘(ふんとう):気力をふりしぼって力いっぱい努力すること
つまり、「思い切って挑戦し、力の限り戦い抜くこと」を表す、熱い魂のこもった言葉です!
たとえ話:バレーボール部・最後の大会
高校3年のミカちゃんは、ずっと補欠のままバレーボール部を続けてきました。
スパイクもレシーブも、人よりうまくない。だけど、誰よりも練習には真剣でした。
最後の大会。
レギュラーの一人がけがをし、ミカちゃんにチャンスが訪れます。
「私で勝てるのかな…?」と不安がよぎりますが、監督は静かに言いました。
「“果敢に奮闘する”姿を、お前は3年間ずっと見せてくれた。自信持って行ってこい。」
試合では、ミカちゃんが何本ものボールを拾い、逆転のきっかけをつくりました。
結果は惜しくも敗退。でも、彼女の姿に涙する仲間がたくさんいました。
「果敢奮闘」――思い切って挑戦し、全力を出し切るその姿勢が、人を動かすのです。
果敢奮闘の起源
「果敢奮闘」は、中国の古典語に直接出てくる四字熟語ではありませんが、
それぞれの語源は古く、漢語としての背景を持っています。
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果敢は『史記』などで、「決断力をもって事にあたる」意味で使われており、特に戦の場面などで重要視されていました。
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奮闘もまた、力をふりしぼって敵と戦う様子を表す語で、戦いに限らず、何かに全力を尽くす場面に使われます。
これらが組み合わさり、現代ではスポーツ、ビジネス、受験、創作など、挑戦と努力のすべてに対して使われるようになりました。
まとめ:一歩踏み出すその勇気が、未来を変える
「果敢奮闘」は、結果よりも挑戦する心そのものを称える言葉です。
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思い切ってやってみること
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全力を出し切ること
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失敗を恐れずに挑むこと
それこそが、人を成長させ、周りを感動させ、未来を切り開く力になるのです。
「やってみようかな」と思ったときは、ぜひこの言葉を思い出してみてください。
挑む者にしか、見えない景色がきっとありますよ。