こんにちは!
今回のテーマは、一度目標を定めたら一直線!
周りが見えなくなるほど真っすぐ突き進む姿を表す四字熟語「猪突猛進(ちょとつもうしん)」です。
「これだ!」と決めたら全力で走り出す。
良くも悪くもブレーキが効かない。
そんな人、あなたの周りにもいませんか?
あるいは…あなた自身がそうかもしれませんね(笑)
「猪突猛進」の意味とは?
「猪突猛進」とは、
イノシシのようにただ前だけを見て、猛スピードで突き進むことを意味します。
ここでの「猪(いのしし)」は、まさに一直線に走る動物の象徴。
「猛進」は「激しく進む」という意味で、
合わせて「周囲を顧みずに突き進むこと」を表します。
つまり、考えなしに突っ走る様子を表すことが多く、
ときには「冷静さが足りない」というニュアンスも含まれます。
猪突猛進のたとえ話
~バイトを辞めた高校生~
高校生のユウタくんは、「将来はラーメン屋になる!」と突然決意。
翌日にはバイト先に「辞めます!」と宣言し、なんとラーメン修行を始めるために、地元の人気ラーメン店に飛び込みでお願いに行きました。
両親や先生からは「もう少し考えなさい」と止められましたが、本人は全く耳を貸さず…。
それから3ヶ月、彼は店で汗まみれになりながらも必死に働き、ラーメンの魅力を肌で学びました。
先生は後にこう言いました。
「ユウタは本当に猪突猛進なやつだったけど、そのエネルギーは本物だったよ。」
起源・由来はどこから?
「猪突猛進」は、日本で作られた四字熟語で、古典中国文学に原文は見られません。
ただし、「猪突(ちょとつ)」という言葉自体は古くからあり、「イノシシが真っすぐ突進すること」を意味していました。
それに「猛進(もうしん)」という言葉が加わり、「勢いよく突き進む様子」をより強調した形が「猪突猛進」です。
ちなみに、干支の「亥(いのしし)」の年になると、この四字熟語が話題になることもありますね!
まとめ
「猪突猛進」は、良くも悪くも一直線なエネルギーを表します。
冷静さを欠いてしまうこともありますが、
「やると決めたらすぐ動ける」という行動力は、現代ではとても貴重な資質。
大事なのは、突き進む前にちょっと立ち止まって、方向を確かめること。
それができれば、あなたの「猪突猛進」は「成功への加速力」に変わります!
次回は、また違った視点で、日常に活かせる四字熟語をご紹介します。
ことばの力で、自分らしさをもっと輝かせましょう✨