こんにちは!
今回は、読んだだけで胸が熱くなるような、スケールの大きな四字熟語をご紹介します。
その名も―― 「大志壮望(たいしそうぼう)」。
夢を見ることが恥ずかしく感じる時代だからこそ、この言葉が心に響くのかもしれません。
■ 「大志壮望」とは?
**「大志壮望」**とは、
スケールの大きな志(こころざし)と、堂々とした大きな望みを持つこと。
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「大志」=大きな目標や志
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「壮望」=雄大な希望、堂々とした願い
つまり、「人並み外れた大きな夢を本気で抱くこと」を表す四字熟語です。
■ たとえばこんな話
ある町に、宇宙が大好きな少年カズキがいました。
周りの子がサッカー選手やアイドルになりたいと言う中で、カズキはいつもこう言っていました。
「僕は火星に行くんだ!」
「また言ってるよ〜」と笑われることもあったけど、カズキは気にしませんでした。
彼は毎日宇宙の本を読み、模型を作り、勉強にも本気で取り組みました。
やがてカズキは大学で航空工学を学び、ついにJAXAの研究員として働くことに。
夢はまだ途中。でもカズキの心の中には、今もあの日の「大志壮望」が燃え続けています。
■ 起源はどこから?
「大志壮望」は、**古典に直接載っている言葉ではなく、複合された四字熟語(造語的な性質)**です。
ただし、それぞれの語は古来から多くの文学作品や名言に使われてきました。
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「大志」は、『史記』や『十八史略』など中国古典でも見られ、特に**「士たる者、大志を懐かざるべからず」**という表現が有名です。
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「壮望」は、「壮大な望み」「気高い希望」を意味する文語表現として、日本の明治・大正期の文学などでも用いられています。
つまり「大志壮望」は、「志を高く持つべきだ」という古代からの教えと、「夢を恥じない心」を融合させた現代向けの力強い表現と言えます。
■ 「夢は大きく」で、何が変わる?
「どうせムリ」
「そんなの現実的じゃない」
私たちはよく、夢を小さくまとめようとしてしまいます。
でも、本当は――
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大きく志すからこそ、途中で出会える仲間がいる
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壮大な望みを掲げるからこそ、自分の限界を超えられる
夢は、叶えるためだけのものじゃない。
自分を動かし続ける原動力になるんです。
■ まとめ:自分の「宇宙」を持とう
「大志壮望」は、現実を見据えながらも、心の中だけは大きく夢を掲げていいんだよと教えてくれる言葉。
誰かに笑われてもいい。
届かないくらいがちょうどいい。
だって――夢は、自分を一番遠くへ運んでくれる乗り物なんだから。
次回も、あなたの心に火をつける四字熟語をお届けします。
夢を忘れかけたとき、またこの「大志壮望」を思い出してみてくださいね!