039【気宇壮大】こんなスケールで物事を考えられる人ってすごい…!

こんにちは!

今日は、思わず

「こんなスケールで物事を考えられる人ってすごい…!」

と思ってしまうような四字熟語をご紹介します。

それが──

気宇壮大きうそうだい」です。

ただ意味を覚えるだけじゃつまらないので、たとえ話を交えながら、この言葉の奥深さをじっくり感じてみましょう!

意味は?

気宇壮大きうそうだいとは、

「心意気や発想、構想が非常に大きく、スケールが壮大であること」

つまり、小さなことにとらわれず、広い視野と大きな夢を持っている人のことを表す言葉です。

たとえ話

ある町の小さなパン屋さんの話

昔々、ある小さな町に一軒のパン屋がありました。

店主のタケシさんは、毎朝4時に起きてパンを焼き、町の人々に愛されていました。

でも、タケシさんには、誰にも話していない「壮大な夢」があったのです。

「このパンを世界中に届けたい。どの国の人でも、朝、タケシベーカリーのパンで一日を始められるようにしたいんだ。」

周囲の人たちは最初、笑いました。

「そんなこと無理に決まってるよ、ここは人口300人の町だよ?」と。

でもタケシさんはめげませんでした。

英語を独学で学び、ネット販売を始め、留学生を雇い、パンのレシピを英語・中国語・フランス語で公開し……

10年後、タケシベーカリーのパンは世界の5つの国に支店を持つまでになったのです。

このタケシさんのように、

「小さな町での商売にとどまらず、世界を見据えて行動する」

そんな広くて大きなビジョンを持つ人にぴったりな言葉

──それが気宇壮大きうそうだいです。

起源は?

気宇きう」は、気持ちや心構え、思考を表す言葉。

壮大そうだい」は、大きくて立派なことを意味します。

この言葉自体は、中国古典に明確な由来があるわけではありませんが、『漢詩』や『古代中国の思想家の言葉』に由来する価値観の影響を受けているとされています。

特に、

「大志を抱くこと」

「天下を見渡すような視野を持つこと」

は、中国の儒教や戦国時代の英雄たちの精神に通じています。

気宇壮大な人の特徴って?

こんな特徴が見られます:

  • 小さな問題にこだわらず、全体を俯瞰できる
  • 夢や目標が壮大で、周囲を驚かせる
  • 失敗してもあきらめず、長期的に物事を考える
  • 自分のためだけでなく、他者の幸せや未来を考える

まとめ

日々の忙しさに追われていると、「今を生きること」で精一杯になりますよね。

でも、ふと立ち止まって、「10年後、20年後、どんな自分になっていたいか?」と考えてみると──

そこには、「気宇壮大」な可能性が眠っているかもしれません。

大きな夢を、誰かに笑われてもいい。

実現できるかどうかよりも、その夢を本気で追う姿勢こそが、「気宇壮大」なのだと思います。

📘次回も、心に残る四字熟語をたとえ話付きで紹介していきます。

お楽しみに!