
こんにちは!
今日は、思わず
「こんなスケールで物事を考えられる人ってすごい…!」
と思ってしまうような四字熟語をご紹介します。
それが──
「気宇壮大」です。
ただ意味を覚えるだけじゃつまらないので、たとえ話を交えながら、この言葉の奥深さをじっくり感じてみましょう!
意味は?
気宇壮大とは、
「心意気や発想、構想が非常に大きく、スケールが壮大であること」
つまり、小さなことにとらわれず、広い視野と大きな夢を持っている人のことを表す言葉です。
たとえ話
ある町の小さなパン屋さんの話
昔々、ある小さな町に一軒のパン屋がありました。
店主のタケシさんは、毎朝4時に起きてパンを焼き、町の人々に愛されていました。
でも、タケシさんには、誰にも話していない「壮大な夢」があったのです。
「このパンを世界中に届けたい。どの国の人でも、朝、タケシベーカリーのパンで一日を始められるようにしたいんだ。」
周囲の人たちは最初、笑いました。
「そんなこと無理に決まってるよ、ここは人口300人の町だよ?」と。
でもタケシさんはめげませんでした。
英語を独学で学び、ネット販売を始め、留学生を雇い、パンのレシピを英語・中国語・フランス語で公開し……
10年後、タケシベーカリーのパンは世界の5つの国に支店を持つまでになったのです。
このタケシさんのように、
「小さな町での商売にとどまらず、世界を見据えて行動する」
そんな広くて大きなビジョンを持つ人にぴったりな言葉
──それが気宇壮大です。
起源は?
「気宇」は、気持ちや心構え、思考を表す言葉。
「壮大」は、大きくて立派なことを意味します。
この言葉自体は、中国古典に明確な由来があるわけではありませんが、『漢詩』や『古代中国の思想家の言葉』に由来する価値観の影響を受けているとされています。
特に、
「大志を抱くこと」
「天下を見渡すような視野を持つこと」
は、中国の儒教や戦国時代の英雄たちの精神に通じています。
気宇壮大な人の特徴って?
こんな特徴が見られます:
- 小さな問題にこだわらず、全体を俯瞰できる
- 夢や目標が壮大で、周囲を驚かせる
- 失敗してもあきらめず、長期的に物事を考える
- 自分のためだけでなく、他者の幸せや未来を考える
まとめ
日々の忙しさに追われていると、「今を生きること」で精一杯になりますよね。
でも、ふと立ち止まって、「10年後、20年後、どんな自分になっていたいか?」と考えてみると──
そこには、「気宇壮大」な可能性が眠っているかもしれません。
大きな夢を、誰かに笑われてもいい。
実現できるかどうかよりも、その夢を本気で追う姿勢こそが、「気宇壮大」なのだと思います。
📘次回も、心に残る四字熟語をたとえ話付きで紹介していきます。
お楽しみに!