029【当機立断】ピンチのときこそ即決がカギ!

「うわっ、どうしよう…!」

日常でも仕事でも、迷っているうちにチャンスを逃してしまった経験、ありませんか?

そんなときに思い出してほしいのが、今回紹介する四字熟語「当機立断とうきりつだん」です。

これは、まさに「決断の力」を象徴する言葉。

今回はこの言葉の意味や由来、そして誰もが共感できるようなたとえ話を交えて、わかりやすくご紹介します!

たとえ話

ある日の夕方、サラリーマンの健太さんは、取引先との大事なアポに向かう途中でした。

ところが、電車がまさかの遅延!

アポの時間まであと30分。

今の電車を待つか、別ルートに乗り換えるか…。

「どうしよう…待つ?乗り換える?」と一瞬迷いましたが、健太さんは地図アプリで素早く検索し、すぐに別ルートで行くことを決断!

結果、無事アポには間に合い、取引も大成功。

このように、

「いま判断しないとまずい!」

という場面で、素早く決断できる力が「当機立断」なんです。

「当機立断」の意味とは?

当機立断とうきりつだんとは、

「その時の状況に応じて、即座に適切な判断や決断を下すこと」

を意味します。

  • 「当機」=その時の機会・チャンス・状況
  • 「立断」=すぐに決断すること

つまり、「ここだ!」という瞬間に、迷わずズバッと決断する姿勢を表しているんですね。

起源・由来は?

この言葉のルーツは、中国の歴史書『宋史そうし』にあります。

南宋の名将・宗沢そうたくの言葉に由来するとされています。

宗沢は、軍のリーダーとして戦場で常に冷静な判断を求められる立場にありました。

その中で、「軍においては当機立断が大切だ」と語ったとされています。

つまり、戦いの最中に状況を見極めて即決する力が、勝利を左右するという意味で使われたのが始まりなんですね。

まとめ

現代社会でも、私たちは多くの選択を迫られます。

そのときにグズグズしていると、チャンスを逃すことも…。

そんなときは「当機立断とうきりつだん」という言葉を思い出してみてください。

「今がそのときだ!」

と、自分を信じて決断する勇気が湧いてくるかもしれません。

最後に一言。

「迷ったときこそ、即断が未来を切り開く」

あなたも「当機立断」で、チャンスをつかんでくださいね!