
「うわっ、どうしよう…!」
日常でも仕事でも、迷っているうちにチャンスを逃してしまった経験、ありませんか?
そんなときに思い出してほしいのが、今回紹介する四字熟語「当機立断」です。
これは、まさに「決断の力」を象徴する言葉。
今回はこの言葉の意味や由来、そして誰もが共感できるようなたとえ話を交えて、わかりやすくご紹介します!
たとえ話
ある日の夕方、サラリーマンの健太さんは、取引先との大事なアポに向かう途中でした。
ところが、電車がまさかの遅延!
アポの時間まであと30分。
今の電車を待つか、別ルートに乗り換えるか…。
「どうしよう…待つ?乗り換える?」と一瞬迷いましたが、健太さんは地図アプリで素早く検索し、すぐに別ルートで行くことを決断!
結果、無事アポには間に合い、取引も大成功。
このように、
「いま判断しないとまずい!」
という場面で、素早く決断できる力が「当機立断」なんです。
「当機立断」の意味とは?
当機立断とは、
「その時の状況に応じて、即座に適切な判断や決断を下すこと」
を意味します。
- 「当機」=その時の機会・チャンス・状況
- 「立断」=すぐに決断すること
つまり、「ここだ!」という瞬間に、迷わずズバッと決断する姿勢を表しているんですね。
起源・由来は?
この言葉のルーツは、中国の歴史書『宋史』にあります。
南宋の名将・宗沢の言葉に由来するとされています。
宗沢は、軍のリーダーとして戦場で常に冷静な判断を求められる立場にありました。
その中で、「軍においては当機立断が大切だ」と語ったとされています。
つまり、戦いの最中に状況を見極めて即決する力が、勝利を左右するという意味で使われたのが始まりなんですね。
まとめ
現代社会でも、私たちは多くの選択を迫られます。
そのときにグズグズしていると、チャンスを逃すことも…。
そんなときは「当機立断」という言葉を思い出してみてください。
「今がそのときだ!」
と、自分を信じて決断する勇気が湧いてくるかもしれません。
最後に一言。
「迷ったときこそ、即断が未来を切り開く」
あなたも「当機立断」で、チャンスをつかんでくださいね!