008【百折不撓】何度挫けても立ち上がる!

こんにちは!

今回は、困難に立ち向かう強い意志を表す四字熟語 百折不撓ひゃくせつふとう をご紹介します。

「失敗しても諦めずに挑戦し続けることが大事」とよく言われますが、実際に何度も失敗すると心が折れそうになりますよね。

でも、そんな時こそ「百折不撓ひゃくせつふとう」の精神を思い出しましょう!

「百折不撓」の意味

百折不撓ひゃくせつふとう とは、何度失敗しても屈することなく、強い意志を持ってやり遂げる という意味の四字熟語です。

  • 百折(ひゃくせつ):「百回折れるほどの困難や挫折」

  • 不撓(ふとう):「決してくじけないこと」

つまり、「何度失敗しても決して諦めずに努力し続けること」を表しています。

たとえ話

ある村に、リクという少年がいました。

彼の夢は、村一番の剣士になること。

しかし、剣術の修行を始めたばかりのリクは、何度も失敗してしまいます。

師匠に打ち負かされ、崖から転がり落ち、仲間に笑われることもありました。

それでもリクは諦めませんでした。

毎日朝から晩まで剣を振り続け、何度転んでも立ち上がりました。

ある日、村に山賊が襲ってきました。

剣士たちが次々と倒れる中、リクは果敢かかんに立ち向かいました。

彼は今までの苦しい修行を思い出し、何度倒れても立ち上がります。

そしてついに山賊の頭領を打ち倒し、村を救うことができたのです。

リクの姿を見た師匠は、こう言いました。

「お前こそ、百折不撓ひゃくせつふとうの精神を持つ者だ」

「百折不撓」の起源

この言葉は、中国の古典『後漢書ごかんじょ』に由来しています。

後漢時代の政治家・哲学者である張衡ちょうこうが残した言葉の一節に、「百折而不撓(何度折れてもくじけない)」という表現があり、これが後に「百折不撓」という四字熟語として定着しました。

歴史の中でも、何度も失敗を乗り越えて成功した偉人たちがいます。

例えば、発明王エジソンは「失敗ではない。それはうまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」と言い、何度も実験を重ねて電球を発明しました。

まとめ

百折不撓ひゃくせつふとう」は、何度失敗しても諦めずに挑戦し続ける大切さを教えてくれる言葉です。

人生には困難がつきもの。

でも、その度に「もうダメだ…」と諦めてしまったら、そこで終わりです。

逆に、「これが成功への一歩だ!」 と前向きに捉えられれば、いつか必ず道が開けるでしょう。

失敗することを恐れず、百折不撓ひゃくせつふとうの精神で一歩ずつ前進していきましょう!