
こんにちは!
今回は、論語の中でも特に有名な言葉、
「吾十有五にして学に志す」
をご紹介します。
この言葉は、学ぶことの大切さや、人生における“志”の持ち方を教えてくれる名言です。
でも、少し難しく感じる方も多いのでは?
そこで今回は、たとえ話やストーリーを交えて、わかりやすく解説していきます😊
ことばの意味と読み方
吾十有五にして学に志す
「私は十五歳のときに、学問に志を持った」という意味です。
つまり、「15歳で“本気で学ぼう”と決めたよ」という孔子の言葉です。
たとえ話
ある日、少年ユウタ(15歳)は、テレビで見たプロ野球選手に憧れました。
「自分も、いつかあのマウンドに立ちたい――!」
それまで何となく部活に通っていた彼は、その日を境に練習の取り組み方が一変。
朝練、夜練、体づくり…今までやらなかったことも全力で挑戦しました。
「ただ野球をしてる」のではなく、「夢を叶えるために野球をしてる」
そう意識が変わった瞬間こそが、まさに「学に志す」なんですね。
この「志」があるかないかで、その後の人生の歩みはまるで違ってきます。
ことばの起源は?
この言葉は、孔子という中国の思想家が書いたとされる「論語」の中の一節です。
具体的には、「為政」という章の冒頭に出てきます。
全文はこちら👇
吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順う。
七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず。
(訳)
15歳で学問を志し、30歳で自立し、40歳で迷いがなくなり、50歳で天命を悟り、60歳で人の話を素直に聞けるようになり、70歳で心のままに行動しても道を踏み外さなくなった。
この名言は、孔子の人生の振り返りでもあり、人が成長していくステップを教えてくれています。
ひとこと
「学ぶ」って、学校の勉強だけじゃなくて、人として成長するための“姿勢”のことなんですよね。
15歳で「学ぼう」と決めた孔子は、それから一生をかけて、知識だけでなく人格を磨き続けました。
たとえ大人になってからでも、「今ここから学びたい」と思えた瞬間が、あなたの「学に志す」時なのかもしれません😊
まとめ
- 吾十有五にして学に志す:15歳で本気で学ぼうと決意したという意味
- たとえ話:プロ野球選手を目指す少年のように、志を持つことで人生が変わる
- 起源:「論語」の「為政」篇。孔子が人生をふり返って語った言葉
学ぶことは、何歳からでも遅くありません。
あなたの「志」、今こそ見つけてみませんか?