013【道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ】(みちにこころざし、とくにより、じんにより、げいにあそぶ)

こんにちは!

今回は、論語の有名な一節である「みちこころざし、とくり、じんり、げいあそ」について、わかりやすく解説します。

この言葉は、孔子が語った人生の理想的な歩み方を示すものです。

ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、たとえ話やストーリーを交えて紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

この言葉の起源

みちこころざし、とくり、じんり、げいあそ」は、『論語』の「述而じゅつじ」という章に記されています。

これは孔子が自分の人生を振り返り、どのように生きるべきかを語った言葉です。

簡単に言うと、「学び続け、人として成長し、他者を思いやり、人生を楽しむ」 という教えなのです。

たとえ話

むかし、とある村に太一という青年がいました。

太一は将来、大きなことを成し遂げたいと思っていましたが、何をどうすればよいかわからず悩んでいました。

そんなとき、村の長老が彼にこう言いました。

👉 「まずは、この四つを心に刻みなさい」

みちこころざす)」—— 目標を持つことが大切

長老:
「太一よ、まずは自分がどんな人生を歩みたいのかを考えなさい。人は、目指す道がなければただ漂うだけの舟のようなものだ。」

太一は考えました。

「自分は村の人々を助けられるような知恵を持ちたい。じゃあ、学問を究めよう!」

こうして彼は勉学に励み始めました。

【教訓】何かを成し遂げるには、まず目標を持とう!

とくる」—— 正しい心を持ち続ける

学問を学び始めた太一は、商人から「楽に儲ける方法」を教えてもらいます。

しかし、その方法は不正なものでした。

長老は言いました。

楽な道ばかり選ぶと、人の信頼を失う。真の成功は、正しい道を歩んだ者に訪れるものじゃ。

太一は不正に手を染めず、誠実に学び続けることを選びました。

【教訓】正しい心を持ち、誠実に生きよう!

じんる」—— 人を思いやる心を持つ

ある日、村で災害が起こり、多くの人が困っていました。

太一は学んだ知識を活かし、村人のために働きました。

すると、長老は言いました。

学びは自分のためだけにあるのではない。人を助け、支えることで、真に価値のあるものとなるのだ。

太一は、人々を助けることで、自分の学びが本当に役立つことを実感しました。

【教訓】学びや努力は、人のために活かそう!

げいあそぶ」—— 人生を楽しむことを忘れない

太一は知識を積み、人々の役に立つことができるようになりました。

でも、あまりに真面目すぎて、息抜きができなくなっていました。

そこで長老はこう言いました。

人生は学びだけではなく、楽しみも大事じゃ。音楽を奏でたり、絵を描いたり、心の余裕を持ちなさい。

太一は久しぶりに楽器を手に取り、仲間たちと楽しみました。

そして、気持ちがリフレッシュされ、さらに良い考えが浮かぶようになったのです。

【教訓】勉強や仕事だけでなく、趣味や楽しみも大切!

まとめ

こうして太一は、「みちこころざし、とくり、じんり、げいあそぶ」を実践し、充実した人生を送ることができました。

この言葉は、現代を生きる私たちにも通じるものがあります。

目標を持つ(道に志す)
誠実でいる(徳に拠る)
人を思いやる(仁に依る)
人生を楽しむ(芸に遊ぶ)

皆さんも、ぜひこの言葉を心に留めて、自分らしい道を歩んでみてくださいね!

それでは、また次回!😊