003【過ちて改めざる、これを過ちという】失敗を活かせる人、活かせない人の違い

こんにちは!

今回は論語の有名な言葉

「過(あやま)ちて改めざる、これを過ちという」

について、わかりやすく解説していきます。

皆さんは、何か失敗したときにどうしていますか?

「もうダメだ……」と落ち込んで終わるのか、「次は気をつけよう!」と反省して行動を変えるのか。

実は、この違いこそが「本当の失敗」を決めるんです。

論語のこの言葉には、まさにその大切な教えが込められています。

📖 「過ちて改めざる、これを過ちという」の意味と背景

この言葉は、中国の思想家 孔子(こうし) の教えをまとめた『論語』の 衛霊公(えいれいこう)編 に登場します。

意味を簡単に言うと、

「間違いを犯しても、それを改めなければ本当の間違いになる」

ということ。

つまり、ミスをしても 「次に活かすことができれば、それは学びになる」 けれど、反省せずに 「同じことを繰り返せば、それが本当の失敗になる」 という考え方です。

孔子はこの考えをとても大事にしていて、弟子たちにも「間違いを恐れるな。

でも、間違いを改めないことは恐れよ」と教えていました。

🏀 たとえ話

バスケットボールチームに、A君とB君という二人の選手がいました。

二人ともフリースロー(ゴールに向かってボールを投げる技)をよく外してしまいます。

A君の場合

A君はフリースローを外すたびに「運が悪かったな」と言って、特に練習もしませんでした。

次の試合でも、またフリースローを外してしまい、結局試合には負けてしまいます。

それでもA君は、「まあ仕方ない」と気にしません。

B君の場合

B君も最初はフリースローを外していましたが、「なぜ入らないんだろう?」と考えました。

シュートフォームを見直し、毎日コツコツと練習を続けました。

すると次の試合では、しっかりフリースローを決めることができ、チームの勝利に貢献できました。

A君とB君の違いは、まさに 「過ちて改めるかどうか」 です。

B君のように、自分の失敗を振り返って行動を変えられる人は、どんどん成長していくのです。

🔥 現代での活かし方

この教えは、スポーツだけでなく 仕事や勉強 でも同じです。

  • 仕事でミスをしても、「次から気をつけよう」と対策を考える人は成長する

  • テストで間違えても、解き直しをする人は成績が上がる

  • 人間関係で失敗しても、次から気をつける人は信頼を得る

つまり、「過ち」をしても それを反省して改善する人は、成長できる のです。

✍️ まとめ

🔹 「過ちて改めざる、これを過ちという」 とは?

👉 「失敗をそのままにすると本当の失敗になる」 という意味。

🔹 大事なポイント

✅ 失敗を恐れず、改善することが大切

✅ 反省しないと、同じミスを繰り返してしまう

✅ 仕事や勉強、スポーツなど、あらゆる場面で活かせる

失敗をしたときこそ、この言葉を思い出して、次にどう生かせるかを考えてみましょう!

それができる人は、必ず成長していきます✨