020【破竹之勢】勢いが止まらない!竹を割るような快進撃

みなさんは、何かが勢いよく進んで、もう誰にも止められない!

そんな場面に出くわしたことはありませんか?

例えば、スポーツの試合で一度波に乗ったチームが連続得点を決めたり、ある会社が革新的な製品を発表し、瞬く間に市場を席巻したりするような状況です。

そんな「勢いが止まらない!」様子を表す四字熟語が 破竹之勢はちくのいきおい です。

今日は、この言葉の意味や起源、そしてわかりやすいたとえ話を交えてご紹介します。

「破竹之勢」の意味

破竹之勢はちくのいきおい」とは、竹を割るとき、最初に刃を入れるとスパッと割れ、その後は勢いよく一気に割れていく様子 から、「ものすごい勢いで進み、とどまることを知らない状態」を表す言葉です。

特に、戦いや競争などで一度流れに乗ると、もう誰にも止められないような状況に使われます。

「破竹之勢」の起源

この言葉の由来は、中国の「晋書しんじょ」という歴史書に登場します。

西晋せいしんという国の時代、将軍 杜預とよ は、敵国・を攻める軍を率いていました。

杜預の軍は勢いに乗り、次々と呉の城を落としていきます。

その様子を見た彼は、

「竹を割るように、一度割れ目ができれば、あとは簡単に割れていくようなものだ」

と言いました。

これが「破竹之勢はちくのいきおい」という言葉の元になったのです。

「破竹之勢」のたとえ話

たとえ話①:高校バスケチームの快進撃

ある高校のバスケットボールチームは、初戦で苦戦しながらも勝利を収めました。

その勝利が自信となり、次の試合ではチームワークがさらに向上。

気がつけば、ライバル校を次々と倒し、ついに決勝戦まで進んでいました。

もう誰にも止められないほどの勢いです。まさに 破竹之勢はちくのいきおい のような快進撃!

たとえ話②:新商品が爆発的ヒット

ある企業が新しいスマートフォンを発売しました。

最初は口コミからじわじわと広まりましたが、一度評判が広がると、注文が殺到!

テレビやネットでも話題になり、あっという間に業界トップシェアを獲得しました。

まさに 破竹之勢はちくのいきおい のような勢いで成功を収めたのです。

まとめ

破竹之勢はちくのいきおい」とは、一度勢いに乗ると、誰にも止められないほど突き進む様子 を表す四字熟語です。

スポーツやビジネス、歴史的な出来事など、さまざまな場面で使われます。

もしあなたが何かに挑戦していて、最初の壁を乗り越えたなら、その勢いを大切にしてください。

一度流れに乗れば、「破竹之勢はちくのいきおい」のように、どんどん前に進めるかもしれませんよ!