
こんにちは!
今日は、聞くだけでパワーがみなぎるような四字熟語「獅子奮迅」をご紹介します。
突然ですが、あなたは何かに全力で取り組んだ経験はありますか?
周りが驚くほどの勢いで、夢中になって、もう止まれない――
そんな「集中モード」のとき、人はまさに「獅子奮迅」の状態かもしれません。
この言葉は、部活でキャプテンが奮闘しているときや、仕事で一人でプロジェクトを一気に進めているときなど、”とにかくすごい勢いでがんばってる!”というシーンにぴったりなんです。
では、たとえ話を交えて、もっとイメージしやすく紹介していきますね!
たとえ話
高校の文化祭前夜。
みんな疲れ切って、教室の飾りつけも終わらず、諦めムードが漂い始めていました。
そんなとき――ひとりの男子生徒が立ち上がります。
「よし、俺がやる!みんなは少し休んでて!」
彼は脚立に登って天井の飾りをつけ、机を一人で並べ替え、ポスターも描き直し…まさに八面六臂の大活躍!
その動きはまるで、ジャングルの王・ライオンが突撃していくような迫力。
翌朝、教室を見たみんなは目を丸くします。
「…これ、一晩でやったの!?」
まさに彼は「獅子奮迅」の勢いで文化祭を救ったのでした。
意味と使い方
意味:
「獅子(しし/ライオン)が、奮い立って敵に襲いかかるような、すさまじい勢いで活動・行動すること」
つまり、「猛烈な勢いで突き進む」「全力で物事にあたる」ことを表す言葉です。
使い方の例文:
- 部活の大会前、エースは獅子奮迅の活躍を見せた。
- このプロジェクトは、彼の獅子奮迅の働きがなければ成功しなかっただろう。
📜「獅子奮迅」の起源は?
この言葉は中国の歴史書『後漢書』が由来とされています。
そこでは、「まるで獅子が怒って暴れ回るような勢いで戦った」という場面が描かれており、そこから「獅子奮迅」が生まれました。
「奮(ふん)」は「ふるいたつ」
「迅(じん)」は「すばやく進む」
という意味があり、言葉全体で“獅子が怒って猛スピードで突進する”イメージになります。
✍️まとめ
- 獅子奮迅は、「ものすごい勢いで活躍すること」
- 起源は『後漢書』の戦場描写
- 日常生活では、「全力でがんばってる人」を褒めるときにぴったり!
この四字熟語を知っていると、誰かの努力をたたえたり、自分自身を鼓舞したりするときに使えて便利です。
あなたも何かに夢中になったときは、きっと「獅子奮迅」のごとく、誰かの心を動かしているかもしれませんね🐾