こんにちは!
今回は、日本のことわざの中でもよく耳にする
【犬も歩けば棒に当たる】
をテーマにお届けします。
最近、何か新しいことに挑戦したくても、
「失敗したらどうしよう…」と躊躇していませんか?
そんなあなたに、ちょっと考え方のヒントをくれる言葉です。
「犬も歩けば棒に当たる」の意味とは?
このことわざには、2つの解釈があります。
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何か行動を起こすと、思わぬ災難にあうこともある
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行動を起こすことで、思いがけない幸運に出会うこともある
つまり、動けば“当たる”──
それが棒(トラブル)か、ご褒美(チャンス)かはわからないけれど、
「行動」することで何かが変わる、ということです。
起源と語源
このことわざの由来は江戸時代にさかのぼります。
「犬がうろうろ歩き回ると、棒で叩かれることもある」という意味から、
もともとは「余計なことをすると災難にあう」といった否定的な意味で使われていました。
しかし、現代では逆に、
「行動することで良い結果につながるかもしれない」
という前向きな意味で使われることも増えています。
たとえ話:勇気を出したアルバイトの話
大学生のナオくんは、引っ込み思案な性格。
ずっと興味のあったカフェで、勇気を出してアルバイトに応募してみました。
最初はうまく接客もできず、落ち込む毎日。
でも数か月たった頃──
店長から「新しいメニューの企画を一緒にやってみない?」と声をかけられます。
なんと、彼の描いたメニューイラストがSNSでバズり、
今ではカフェの広報も任されるように。
ナオくんは言います。
「最初は不安だったけど、動いたからこそ“当たった”んだと思う」と。
当たる“棒”は、チャンスかもしれない
たとえ何かにぶつかっても、それが失敗だとは限りません。
棒に当たったことで、気づくことも、学ぶこともあります。
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転職に失敗 → 本当にやりたい仕事に気づく
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告白がうまくいかなかった → 自分の本音を知る
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旅行で道に迷った → 素敵な景色に出会えた
動いたからこそ見える“景色”があるんですね。
まとめ:歩いた先にしか、“当たり”はない
【犬も歩けば棒に当たる】──
このことわざは、「動くことで、良くも悪くも世界が変わる」という
ちょっと皮肉で、でも希望のあるメッセージです。
何もしなければ、何も起きない。
でも、一歩踏み出せば“何か”が起こる。
それがチャンスか、試練かはわからない。
けれど、どちらであっても、**きっとあなたを成長させてくれる“当たり”**になるはずです。
このブログでは、ことわざを日常に落とし込んで紹介中♪